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JAL「2000円で手荷物優先受け取り」制度を導入。利用する価値はある?

ビジネスクラスと同等に

JALは、国際線で「手荷物優先受け取り有料サービス」を9月4日搭乗分から開始しました。2,000円を支払うと、到着時に預託手荷物を優先的に受け取れるサービスです。

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ビジネスクラスと同等に

「手荷物優先受け取り有料サービス」は、預託手荷物に優先タグを添付し、ビジネスクラス利用者と同じ順番で優先的に荷物を受け取れるサービスです。

対象となるのは、JALが発券したJAL国際線運航便のエコノミークラスとプレミアムエコノミークラス利用者です。価格は一人一区間2,000円です。国際線が対象で、国内線のサービスはありません。

他社運航便との乗継便がある場合や、コードシェア便(便名が8000番台)、団体旅行運賃などの一部運賃は対象外です。ビジネスクラス・ファーストクラス利用者や、JALマイレージバンクの上級会員は、もともと優先的に受け取れますので、この有料サービスを申し込む必要はありません。


1時間前まで申し込み可能

有料サービスの申し込みは、JALウェブサイト予約と同時に航空券を購入する際におこないます。航空券購入後に「予約詳細」画面からも申し込めます。チェックイン前(オンラインチェックイン含む)で、飛行機の出発時刻1時間前までなら、申し込み可能です。

到着地で荷物が真っ先に出てくると、その後の行動がスムーズになりますし、優先タグが付いていると、受取場所での取り違えもしにくくなります。

ただ、時間短縮が期待できるといっても10分程度のことですし、ロストバゲッジがなくなるわけでもありません。そうした小さなメリットが2,000円ということで、利用する人はどれだけいるのでしょうか。(鎌倉淳)

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旅行総合研究所タビリス代表。旅行ブロガー。旅に関するテーマ全般を、事業者側ではなく旅行者側の視点で取材。著書に『鉄道未来年表』(河出書房新社)、『大人のための 青春18きっぷ 観光列車の旅』(河出書房新社)、『死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡』(洋泉社)など。雑誌寄稿多数。連載に「テツ旅、バス旅」(観光経済新聞)。テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」ルート検証動画にも出演。