JAL、エアバスが旗艦機に。A350-1000型機を2023年度に投入

777に退役の季節

JALがエアバスの最新鋭機A350-1000型機を国際線に投入します。2023年度に就航予定で、これからのJALのフラッグシップ機(旗艦機)になりそう。一方で、かつての主役だったボーイング777型機は退役が進みます。

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最新鋭のワイドボディ機

A350型機はエアバスの最新鋭機です。正確には「A350 XWB(エクストラ・ワイド・ボディ)」といい、双通路の大型機として開発されました。ボーイング787型機のライバル機と目され、787に比べて胴体幅が5インチ(12.7cm)広くなっています。

燃費性能に優れるほか、客室内の気圧は、787と同等の高度 6,000フィート(約1,800m)相当に保たれ、耳つんなどの機内環境が改善しています。

エアバスは、A350型機のバリエーションとして、標準型のA350-900型機と、長胴型のA350-1000型機の2種類を製造しています。A350-900は標準座席数が316席(2クラス)、A350-1000は412席(同)。A350-1000は国際線の主力路線に適した大型機です。

JALエアバスA350
画像:JAL

コロナでも予定通り

JALは2019年度にエアバスA350-900を国内線に初投入。国内線用のボーイング777-200を置き換えてきました。これまでに8機をエアバスより受領済みです。

国際線用としてA350-1000を13機発注済みで、2023年度に受領、投入予定です。JALは中期経営計画で、これを予定通り受領すると発表。新型コロナウイルス感染症の影響が残る状況ですが、A350にかかわる機材計画を変更しないことを明らかにしました。

JAL機材予定
画像:JAL中期経営計画より

777は退役の季節

A350-1000の置き換え対象は、長距離国際線用777-300ERです。A350の国内線、国際線それぞれの導入により、JALのボーイング777型機は次々と退役を迎えそうです。

777は、長らく同社の主力機でした。このうち、777-200と777-300の国内線仕様機は、搭載しているP&W社製のエンジントラブルをきっかけに、2021年2月21日より運航を停止。そのまま2021年3月末をもって退役となりました。

決算説明会資料によりますと、2021年3月末現在で、JALは6機の777-200ERと、13機の777-300ERを運航しています。このうち国内線用の777-200ERは、2023年3月末までにすべて退役となる見通しです。2023年度以降も国際線用の777-300ERは残る見通しですが、その数は年々減っていきそうです。

JALはA350-900を18機、A350-1000を13機、計31機を確定発注しています。JALの機材は、今後、国内線・国際線ともエアバス機がフラッグシップとなっていきます。

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