「ひがし・きた北海道フリーパス」2023年度下期の詳細。値上げで指定席が利用可能に

約15%アップ

JR北海道がPeach、AIRDO、FDA、ANAの航空4社とタイアップして発売している「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」が、2023年10月以降も値上げのうえ販売継続となります。そのかわり、普通車指定席が利用可能になります。

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値上げして継続発売

JR北海道は、Peach、AIRDO、FDA、ANAの航空4社とタイアップして発売している「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」について、2023年10月1日以降を利用期間として継続発売することを発表しました。

同時に、設定内容を改定し、普通車指定席が回数限定で利用できるようにします。また、価格も値上げします。

Peach北海道フリーパス

エアドゥ北海道フリーパス
画像:JR北海道

 

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「ひがし・きた北海道フリーパス」2023年度下期版の概要

新たな「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」の概要は以下の通りです。

■商品名
「Peachひがし北海道フリーパス」「Peachきた北海道フリーパス」
「AIRDOひがし北海道フリーパス」「AIRDOきた北海道フリーパス」
「FDAひがし北海道フリーパス」「FDAきた北海道フリーパス」
「ANAきた北海道フリーパス」
※ANAの「ひがし」は設定なし。

■効力
「各フリーエリアのJR線特急・普通列車の自由席が乗り降り自由」+「各社利用券1,000円分」
※各社利用券は、PeachとAIRDOが機内販売の利用券、FDAが新千歳空港の「アミュージアムショップフライヤーズ」での利用券、ANAが新千歳空港、旭川空港、稚内空港のANA FESTA(売店)での利用券

■利用期間
2023年10月1日~2024年4月4日(ひがし)または3日(きた)

■発売期間
2023年10月1日~2024年3月31日(当日または翌日利用開始分のみ発売)
※12月28日~1月6日は利用不可。

■有効期間
「ひがし」…4日間
「きた」…3日間

■価格
「ひがし」…おとな20,000円、「U25」16,300円、こども10,500円
「きた」…おとな16,200円、「U25」 13,600円、こども8,600円
※U25は中学生以上25歳以下

■発売箇所
新千歳空港駅の指定席券売機、話せる券売機(みどりの窓口や他駅では販売なし)。
※U25は年齢確認のため、話せる券売機のみで発売。

■フリーエリア
「ひがし」…小樽、新千歳空港以東の函館線、石北線以南。

ひがし北海道フリーパス2023
画像:JR北海道プレスリリース

「きた」…小樽、新千歳空港以東、富良野以北の函館線、宗谷線。

きた北海道フリーパスフリーエリア
画像:JR北海道プレスリリース

■普通車指定席利用回数
「ひがし」…5回
「きた」…4回

 

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半年で再値上げ

「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」は、2023年春にリニューアルと価格改定をおこなったばかりです。このときは、有効日数を短縮のうえ1,000円値上げしたかわりに、搭乗券の提示要件がなくなり、事実上誰でも買えるようになりました。

それからわずか半年で、再び改定となります。今回は普通車指定席を利用できるようになるかわりに、価格を値上げします。

■値上げ額
▽「ひがし」
 おとな…17,380円→20,000円(15%)
 U25…13,680円→16,300円(19%)
 こども…9,190円→10,500円(14%)
▽「きた」
 おとな…14,150円→16,200円(14%)
 U25…11,520円→13,600円(18%)
 こども…7,570円→8,600円(14%)

ご覧のように、おとなとこどもが14~15%値上げ。U25 は18~19%の値上げです。値上げ率としてみればなかなかの割合です。

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事実上誰でも購入可能

「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」は、新千歳空港駅の券売機でのみ販売します。搭乗券の提示は必要ありませんので、誰でも購入できます。

そのかわり、Peach、AIRDO、FDA、ANAの1,000円利用券がセットになっています。各航空会社を利用しない人は、事実上1,000円を各航空会社に「寄付」する形となります。また、利用券は帰路で使えますので、往路はどの航空会社を利用しても、事実上、関係ありません。

なお、FDAとANAは空港売店での利用となりますが、利用時に搭乗券の提示を求められますので、当該航空便利用者以外は利用券を使用できません。

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道内他空港到着便は利用不可

新千歳空港駅券売機のみで販売のため、道内他空港に到着する便では、事実上、購入できません。

帰路は、フリーエリア沿線の空港発着の便も利用できます。Peachは新千歳、釧路、女満別出発便で、AIRDOは新千歳、旭川、帯広、釧路、女満別空港出発便で、機内利用券が使用できます。ANAは新千歳、旭川、稚内の3空港のANAFESTAで利用できます。

依然として利用価値高く

15%程度の大幅値上げとなったのは残念ですが、指定席を利用できるのは大きなメリットでしょう。JR北海道の自由席はそれほど混まないとはいえ、長距離区間では着席保証が欲しいところです。

北海道を3~4日で周遊するには利用価値が高いきっぷです。まずは存続したことを喜ぶべきでしょう。

一方、指定席が6回まで利用可能でJR北海道全線を利用できる「北海道フリーパス」なら、7日間で27,430円です。価格、フリーエリアも含めて比較すると「ひがし・きた北海道フリーパス」にはやや割高感も出てきました。

利用時には、自分の旅程にあわせて検討したいところです。(鎌倉淳)

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