北海道&東日本パスはシルバーウィークも使える! 「最後の津軽海峡線」と「北のローカル線」を楽しんできては?

早いもので8月も下旬となりました。夏の青春18きっぷの発売期間ももうすぐ終わりです。しかし、北海道&東日本パスの発売期間はまだつづき、9月24日までの発売。利用期間は9月30日までです。つまり、シルバーウィークにも使えるのです。

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9月の5連休に最適

シルバーウィークという言葉は以前からありましたが、今年ほど「シルバー」の名にふさわしい休みは初めてでしょう。土日休みの方なら、9月19日~23日まで5連休。さらに有給2日をくっつければ9連休です。

こういう時期は航空運賃も高く、格安旅行には向かないものですが、シルバーウィークには北海道&東日本パスが使えます。2015年の発売期間は6月20日~9月24日、利用期間は7月1日~9月30日ですから、見事にシルバーウィークをカバーします。

となると、行きたくなるのは北海道。2016年3月に北海道新幹線開業を控え、津軽海峡線が在来線として運行されるのはあと7ヶ月ほど。ならば在来線として「最後の津軽海峡線」を味わっておきたいところです。北海道&東日本パスなら、別料金を払えば新青森~函館で特急「白鳥」に乗ることもできます。

また、留萌線の2017年3月までの廃止も発表されています。そのほか、北海道ではいくつかのローカル線の廃止が検討されていますので、お別れ乗車をしたい方はお早めに。

白鳥

「はまなす」寝台券は完売

北海道&東日本パスで北海道に行くのなら、利用したいのは急行「はまなす」です。最後の夜行急行、最後の「ブルートレイン」となってしまった「はまなす」は、寝台特急「北斗星」廃止後、人気が急上昇していると報道されています。実際、シルバーウィークの寝台券は9月23日発を除きすでに完売です。

が、自由席もありますので、チャレンジしてみるのもいいでしょう。立つかも知れませんが、昔の夜行列車って、立って乗ったこともありましたよね。

「厚別マラソン」も来春限り?

猛者ならば、さらに普通列車に乗り継いで、稚内まで行くのも楽しそう。そのためには、「はまなす」を新札幌で降りて、厚別まで急いで歩かなければ当日中に稚内に着けません。この「厚別マラソン」も、来春以降はなくなる可能性が高そうなので、一度体験してみるのもいいかもしれません。

筆者も以前、北海道&東日本パスを利用して、東京からひたすら北上して青森に達し、さらに「はまなす」に乗り継いだことがあります。しんどかったですが、達成感はあります。北海道の遠さを感じられる旅でした。悪くないですよ。

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