山形空港、鳥取空港、石見空港の羽田路線が増枠・増便されることが決まりました。これは、国土交通省が羽田発着枠配分を巡る「政策コンテスト」で決めたものです。山形空港は日本航空、鳥取、石見空港は全日空が運航します。山形空港と石見空港は現在1日1便ですので、2往復化の実現で大きく利便性があがるでしょう。増便は2014年3月末の夏ダイヤから実施されます。
このコンテストは、各自治体と航空会社などが協力し、地域に合った活性化策を競うもので、上記3空港のほか、佐賀空港が立候補しました。当選した3空港の増便期間は2年間で、その後は国交省が実績などを基に継続するかどうかを改めて検討します。
注目は鳥取線。初の1日5往復化で期待は大きいですが、いっぽうで同県内の米子空港にはスカイマークが12月に就航します。スカイマークに羽田便はありませんが、成田路線で格安便を運航。鳥取空港が増便に見合う集客ができるか、その結果を楽しみにしたいところです。
山形空港の場合、増便化後の運航ダイヤは、山羽田発山形行きが7時台と17時台、山形発羽田行きが9時台と19時台を想定しているとのこと。日中に1往復するだけの現行ダイヤに比べ、利便性は大幅に向上します。鳥取、石見の両空港も、現在の空白時間帯に増便する予定で、各空港とも利便性は大幅に向上するでしょう。
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