GALA湯沢スキー場が、2026年シーズンの春スキーの営業を縮小することを明らかにしました。北エリアをクローズし、中央エリアのみで営業します。理由のひとつとして人員確保の難しさを挙げていて、人手不足が大型スキー場の営業にも影響を及ぼしていることが浮き彫りになりました。
4月6日以降は北エリアクローズ
GALA湯沢は、2026年シーズンの春営業の方針を明らかにしました。2026年4月6日(月)以降の春営業は、北エリアをクローズし、中央エリアでのみ営業します。
GALAスキー場には、中央、南、北の3エリアがあります。これまでのGALA湯沢は、春スキーの営業期間は南エリアのみクローズし、北と中央エリアで営業していました。
2026年シーズンは、南エリアのほか、北エリアも全面閉鎖するということです。
パークは設置せず
さらに、例年、3月以降の春期間に北エリアに設置していたパークについても、2026年シーズンは設定しません。運営コストや安全管理の観点に加え、春期間は人員確保が難しく、安定した運営体制を維持することが困難と判断したためです。
これにより、2026年春のGALA湯沢スキー場は、中央エリアのみ、パークなしの営業となります。営業期間やリフト料金などは未発表です。
GALAで人手不足という衝撃
GALA湯沢といえば、JR東日本系列のスキー場で、雇用の面では比較的有利な立場にあるとみられていました。
実際、シーズン中にセンターハウスに行くと、日本人と外国人の従業員が多数待機していて、利用者の要望に応えています。チケットの自動発券機やリフトの自動改札機も整備済みです。そのGALAで、人員確保が難しいというのは衝撃的でしょう。
春シーズンは、農閑期が終わり、学生アルバイトもいなくなり、他のレジャーも動き出すことから、もともと人員確保が難しい時期です。他のスキー場でも、春スキーの営業を縮小したり、取りやめたりする動きが広がる可能性がありそうです。(鎌倉淳)