44歳以上は「フルムーン」適齢期。グリーン車乗り放題の旅をしよう!

夫婦合計88歳で利用可能

2018-2019年シーズンの「フルムーン夫婦グリーンパス」が2018年9月1日に発売開始されます。夫婦合わせて88歳以上が対象なので、同い歳の夫婦なら44歳から利用可能。もう適齢期になっている方は、そろそろ使ってみませんか?

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JR全線のグリーン車乗り放題

「フルムーン夫婦グリーンパス」は、JR全線のグリーン車が乗り放題という夢のきっぷです。対象は、年齢があわせて88歳以上の夫婦。2人1組で利用します。

東海道・山陽・九州新幹線「のぞみ」「みずほ」は利用できませんが、それ以外のJR全線の新幹線・特急列車のグリーン車と普通車などが、期間内に自由に乗り降りできます。国鉄時代に作られた歴史あるきっぷなので、JR東日本もJR東海もJR西日本も、みんなまとめて乗り放題です。JR全線が乗り放題のきっぷは、今や青春18きっぷとフルムーンパスしかありません。

ルール上は、開放B寝台車も利用できます。ただ、現在は開放B寝台を連結した定期列車の運転はありません。全国唯一の寝台特急となった「サンライズ出雲・瀬戸」は個室寝台しか連結しておらず、フルムーンでは寝台車に乗れません。

第三セクター路線は原則として利用できませんが、特例として、青い森鉄道線の青森駅~八戸駅間、青森駅~野辺地駅間、八戸駅~野辺地駅間と、あいの風とやま鉄道線の高岡駅~富山駅間、IRいしかわ鉄道線の金沢駅~津幡駅間は通過する場合のみ利用できます。

グリーン車
画像:JRおでかけネットより

1人4万円台~

「フルムーン夫婦グリーンパス」は、シニア向けのきっぷと受け取られていますが、年齢制限は緩いです。夫婦あわせて88歳が利用対象なので、平均すれば44歳。JR東日本の「大人の休日倶楽部」などは50歳以上なので、それに比べれば対象年齢は6歳も若い計算です。今シーズンは、1974年生まれ同士の夫婦なら利用可能です。

5日間用、7日間用、12日間用の3種類があります。価格はそれぞれ82,800円、102,800円、127,950円。2人分の価格なので、一人当たりなら4万円台からグリーン車乗り放題になるわけで、お得さは抜群です。

青春18きっぷと違うのは、有効期間が連続していること。その点は少し使いにくいですが、価格が安いので、有効期間全部を使わなくてもおトクです。たとえば12日間用を購入し、週末だけ2回旅行する、といった方法でも、十分に元が取れるきっぷです。

2018-2019年シーズンのフルムーン夫婦グリーンパスの概要は以下の通りです。

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フルムーン夫婦グリーンパスの概要

■発売期間
2018年9月1日~2019年5月31日

■利用期間
2018年10月1日~2019年6月30日までの連続した5・7・12日間。
※ただし、12月28日~1月6日と3月21日~4月5日、4月27日~5月6日は利用できません。

■利用資格
「フルムーン夫婦グリーンパス」を利用できるのは、夫婦2人が同一の旅程でかつ年齢の合算が88歳を超える場合。なお、夫婦どちらかの年齢が70歳を超える場合は「シルバー用」が割引価格で購入できます。

■有効期間と価格
有効期間と価格は以下の通りです。( )内はシルバー用の価格です。
5日間用 82,800円(77,800円)
7日間用 102,800円(97,750円)
12日間用 127,950円(122,950円)

「フルムーン夫婦グリーンパス」の購入時には証明書などの提示は不要です。ただし、列車乗車時は、年齢を証明できる公的証明書(健康保険証等)を所持する必要があります。また、「シルバー用」については、購入時にも、前記の書類の提示が必要です。

なお、JRでは、フルムーンパスにおける「夫婦」について、明確な定義を示していません。利用時・購入時とも婚姻関係を証明する書類の提示も求められません。

気がつけば、適齢期になっている方も多いはず。そろそろ夢のきっぷ「フルムーンパス」を使ってみませんか?

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