秋田県内のJR線、第三セクター線が乗り放題になる「あきたホリデーパス」が2024-2025年冬にも発売されます。土休日と年末年始に利用できます。
秋田県内の鉄道が乗り放題
あきたホリデーパスは、秋田県内のフリーエリア内のJR線、秋田内陸縦貫鉄道線、由利高原鉄道線の全線が一日乗り降り自由になるフリーきっぷです。前年に続く発売で、内容も前年とほぼ同じです。
利用できるのは普通・快速列車の自由席のみ。特急や新幹線、秋田内陸線の急行を利用する場合は、別途特急券・急行券を購入すれば乗車できます。
JR線のフリーエリアは、奥羽線・院内~大館間、羽越線・象潟~秋田間、田沢湖線・田沢湖~大曲間、男鹿線全線、花輪線・湯瀬温泉~大館間、五能線・能代~東能代間です。
あきたホリデーパス(2024-2025年冬季版)
「あきたホリデーパス」2024-2025年冬季版の概要は以下の通りです。
■発売額 おとな2,440円 こども1,220円
■発売期間 2024年10月2日~2025年2月24日
■利用期間 2024年11月2日~2025年2月24日の土・日・祝日、および12月23日~1月7日の毎日
■有効期間 1日間
■備考 特急列車(秋田新幹線を含む)、急行列車(秋田内陸縦貫鉄道「もりよし号」)、全車指定席の列車などを利用する際は、別に特急券・急行券・指定席券が必要
■発売箇所 フリーエリア内のみどりの窓口、指定席券売機、駅たびコンシェルジュ、主な旅行会社
紙のきっぷのほか、デジタル版も発売されます。スマートフォン上の「TOHOKU MaaS」専用 WEB サイトで購入できます。大人の休日倶楽部版については発表がありません。
おトク感高く
北東北には、通年販売の「いわてホリデーパス」(2,500円)と「あおもりホリデーパス」(2,520円)があります。「あきたホリデーパス」は価格帯こそ同じですが、期間限定。そのためか、おトク感が高く、JR線のフリーエリアが広い上に、運賃の高い第三セクター線にも乗車できます。
秋田内陸線の「秋田内陸ワンデーパス」の全線タイプが2,500円(急行も乗車可)、由利高原鉄道線の「楽楽遊遊乗車券(1日フリー券)」が1,100円なので、これらの2路線をフリーきっぷで乗るならば、「あきたホリデーパス」のほうがおトク、ということになります。
青春18きっぷの期間とも重なるので、アクセスに18きっぷを利用し、秋田ではホリデーパスを使う、といった楽しみ方も可能。秋田の冬を旅してみてはいかがでしょうか。(鎌倉淳)
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【本書の内容構成】
序章 鉄道未来年表 2025~2050
1章 人口減少時代の鉄道の未来
2章 東京圏の鉄道の未来
3章 大阪圏の鉄道の未来
4章 新幹線と並行在来線の未来
5章 地方鉄道の未来
6章 車両ときっぷの未来
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