航空会社「定時運航率・欠航率ランキング」2021年版。新型コロナでハイレベルの争いに

スカイマークが4年連続首位

2021年3月までの航空会社別「定時運航率」「欠航率」の統計がまとまりました。定時運航率ではスカイマークが4年連続の首位。新型コロナウイルス感染症の影響で運航本数が少なかったこともあり、全社が90%以上というハイレベルの争いになりました。

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国土交通省の2020年度統計

航空会社の国内線の「定時運航率」と「欠航率」は、国土交通省の「特定本邦航空運送事業者に関する航空輸送サービスに係る情報」で公表されています。2021年発表の最新のデータとして、2020年度(2020年4月~2021年3月)の数字がまとまりました。

ここでは、その数字をランキングにまとめて、順にみていきます。なお、統計上の「日本航空」は、日本航空、ジェイエア、北海道エアシステムの合計、「全日空」は、全日本空輸、ANAウイングスの合計です。

この統計では、客席数が100または最大離陸重量が5万kgを超える航空機を使用する航空会社のみが対象ですので、小型機使用のフジドリームエアラインズやアイベックスなどは対象外です。

JALとANA

2020年度定時運航率ランキング

まずは、定時運航率をみてみましょう。

2020年度定時運航率ランキング(単位:%)
順位 航空会社名 2020年度 2019年度
1 スカイマーク 99.14 95.02
2 ソラシドエア 98.93 91.66
3 スターフライヤー 98.79 94.72
4 日本トランスオーシャン航空 97.76 87.95
5 エアドゥ 97.13 93.13
6 全日空 96.97 88.53
7 日本航空 96.81 89.55
8 ジェットスター 94.93 79.90
9 ピーチ 93.94 78.41
10 春秋航空日本 93.83 80.77

 
定時運航率は、出発予定時刻より15分以内に出発した便のことをいいます。「出発」とはブロックアウトした時間。つまり、機体が動き出した時間のことです。定時運航率は運航した便に対する率ですので、欠航は反映していません。

全航空会社が90%以上

今回の統計の注目点は、新型コロナウイルス感染症の影響で、各航空会社とも大幅な減便を強いられる中、定時就航率をどこまで向上させられるか、という点でした。結果は、LCCを含め全10社が定時就航率90%以上を達成。LCCを除くレガシーキャリア7社は95%以上という好成績で、ハイレベルな争いとなりました。

なかでもトップのスカイマークは99%超という驚異的な数字を達成して、4年連続の首位となりました。いうまでもありませんが、定時率99%というのは、遅延便が100便に1便以下ということで、ほとんど全便が定時運航したといっていいでしょう。

全日空、日本航空という大手2社が、6位と7位に甘んじましたが、地方空港は天候による遅延が生じやすいので、地方路線が多い大手には不利な面があったとみられます。

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2020年度欠航率ランキング

次に2020年度の欠航率を見てみましょう。欠航率は低い方が優秀なので、「低欠航率」という形でランキングしてみます。

2020年度低欠航率ランキング(単位:%)
順位 航空会社名 2020年度 2019年度
1 春秋航空日本 0.00 1.01
2 全日空 0.41 1.09
3 スカイマーク 0.57 0.83
4 ピーチ 0.88 1.03
5 ジェットスター 0.92 2.59
6 スターフライヤー 1.01 1.00
7 ソラシドエア 1.07 1.23
8 エアドゥ 1.09 1.00
9 日本トランスオーシャン航空 1.67 1.26
10 日本航空 2.48 1.29

 

全日空が好成績

低欠航率の最優秀は、春秋航空日本。ただ、春秋航空日本は、新型コロナ禍で運航本数がきわめて少なかったので、参考記録というところでしょうか。

となると、事実上の低欠航率ナンバーワンは全日空です。前年度はスカイマークが定時運航率、低欠航率の二冠でしたが、2020年度は全日空が低欠航率の事実上首位を奪いました。

ピーチ、ジェットスターのLCC勢も欠航が少なく、健闘しました。一方、日本航空は唯一の欠航率2%台に落ち込み、大手航空会社で明暗が分かれています。

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