JAL、ANA「国内線運休便」全リスト。新型コロナウイルスの感染拡大で

札幌線で運休多く

JALとANAが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内線の減便を開始しました。

広告

3月12日までの減便発表

JAL、ANAが新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内線について2020年3月6日~12日の減便を発表しました。両社とも札幌路線で大幅な減便となっています。

JALは羽田空港発着で、札幌線を1日あたり2~4往復を減便。現状が1日16往復なので、最大25%の減便となります。

伊丹線は1日1~2往復、福岡線は1日3~5往復、沖縄線は1~2往復減便します。そのほか、帯広、旭川、青森、小松、岡山、広島、徳島、高松、松山、高知、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島線で一部便が運休します。

伊丹発着は仙台線、長崎線、鹿児島線で1日1往復が運休する日があります。そのほか、札幌~仙台線、福岡~宮崎線などで減便が実施されます。3月6日~12日の1週間で、全体の6%にあたる計352便が運休します。

詳細は下表の通りです。

JALコロナウイルス運休便
画像:JALプレスリリース
広告

ANAは札幌線5往復運休

ANAは羽田発着で札幌線が1日4~5往復運休。現状が1日17往復なので、最大30%の減便となります。伊丹線は1日1~2往復、福岡線は1日2~3往復運休します。

そのほか、羽田発着は広島線、高松線で減便。中部発着は札幌線、伊丹発着は札幌線と鹿児島線、福岡発着は沖縄線を減便します。ANAの運休数は、国内線全体の約4%に当たる206便です。

詳細は下表の通りです。

ANAコロナウイルス運休便
画像:ANAプレスリリース

国際線も厳しく

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、JAL、ANAともこれまで中国を中心とした海外路線の減便を進めてきました。中国路線は現在、JALが発生前の約30%、ANAが25%の水準になっていて、残っている路線のほうが少ない状況です。

日本国内の感染拡大により、日本人に対する入国制限が各国で広まっており、今後は、中国以外の国際線の減便も増えそう。ビザが無効化されたインド便などは、いつ運休が発表されてもおかしくありません。さらに欧米で入国制限が実施されれば、大きな痛手になりそうです。

広告
前の記事山形新幹線「E8系」の全詳細。2024年運転開始、福島駅アプローチ線も建設へ
次の記事山形新幹線はどう変わるか。新型車両導入、福島駅改良に着手。新トンネル計画も