JR各社が2013年~2014年の冬の臨時列車の運転概要を発表しました。年末年始を中心に多数の臨時列車が運転されます。青春18きっぷ利用者向けの快速「ムーンライトながら」「ムーンライトえちご」も運転。ただ、快速「ムーンライト信州」の運転の発表はありませんでした。
快速「ムーンライトながら」は、東京駅発が12月20日~1月4日、大垣駅発は12月21日~1月5日に運転すると発表。新宿~新潟間の快速「ムーンライトえちご」は、12月20~23日と12月27~1月5日に運転されます。両列車とも全車指定席です。普段なら同時発表の新宿~白馬間の快速「ムーンライト信州」の発表はありませんでした。ただ、関係者に聞くと、運転日は新宿発12/20・27-30ということです。
JR東日本の冬の臨時列車は新幹線1,901本、在来線1,960本。「クルージングトレイン」(キハ48系2両)による「飛鳥泉号」や「POKEMON with YOU トレイン」(キハ100系2両編成)による快速「ポケモントレイン気仙沼号」(一ノ関~気仙沼間)といったイベント列車が目玉。SL列車は磐越西線および上越線・信越本線が中心で、高崎~水上間では、12月1日に「D51 復活25周年号」を運転。高崎~横川間では、「SL・DL安中ろうばい号」(1月12日)、「SL・DL富岡製糸場応援号」(2月1・22日)などの運転が予定されています。
週末のお出かけ利用には、快速「ホリデー快速富士山」(189系6両編成)、快速「ホリデー快速鎌倉」「シーハイル上越」(185系6両編成)などが主力。東京~日立間の快速「舞浜・東京ベイエリア号」、大宮~勝田間の快速「水戸梅まつり号」(ともにE653系)なども運転されます。
JR東海の冬の臨時列車は東海道新幹線で1日平均336本。在来線では、キハ85系を使用する名古屋~伊勢市間の臨時急行「いせ」が目玉。おもに週末運行ですが、1月は毎日運転です。
JR西日本の冬の臨時列車は新幹線で計1,064本運転。在来線の臨時列車が計453本運転。集中豪雨で運転休止となっていた山口線のSL列車が運転再開され、「SLクリスマス号」「SL津和野稲成号」を新山口~地福間で運転します。
JR四国では、年末年始の予讃線の特急列車「しおかぜ」のべ216本が全編成を岡山駅発着に。高松発着の「いしづち」との併結は行われず、「いしづち」は高松~宇多津の区間運転に変更されます。また、特急「うずしお」「剣山」の一部列車に「ゆうゆうアンパンマンカー」を増結。予土線の元祖トロッコ列車をリニューアルした「しまんトロッコ号」が2月15・16・22・23日、宇和島~窪川間で運転されます。
JR九州では、年末年始期間の九州新幹線「みずほ」を毎日1往復、「さくら」を計73本増発。在来線特急列車も351本増発します。「あそぼーい!」「A列車で行こう」などの観光特急列車も例年通り運転します。
JR北海道では、冬の臨時列車を計582本運転します。リニューアルされた特急「旭山動物園号」(札幌~旭川間)を冬休み期間と2月の雪まつりシーズンを中心に運転。SLは「SLはこだてクリスマスファンタジー号」(函館~大沼間)、「SL冬の湿原号」(釧路~標茶・川湯温泉間)の定番列車が登場します。「流氷ノロッコ号」は2月に毎日運転。なお、「ヌプリ」などニセコ方面の列車の設定は取りやめになりました。