東北新幹線の「はやて」号の宇都宮駅停車を再実施します。宇都宮駅12時17分発の臨時列車「はやて385号」で、2月の3連休に1便が停車します。JR東日本が発表しました。
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はやて385号
JR東日本は、2025-26年冬の臨時列車の運転計画を発表しました。そのなかで、宇都宮駅に停車する「はやて」を設定することを明らかにしました。
宇都宮駅に停車するのは、東京発新青森行きの「はやて385号」で、東京駅11時28分発、宇都宮駅12時17分発、新青森駅15時14分着です。途中停車駅は上野、大宮、宇都宮、仙台、古川、一ノ関、北上、盛岡、八戸で、宇都宮~新青森間の所要時間は2時間57分です。
運転日は、3連休初日の2月21日で、下り1便が設定されます。
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秋以来2度目
宇都宮駅に停車する「はやて」は、2025年秋の臨時列車で9月の連休に2便が設定されて以来です。大宮~仙台間のノンストップ運転が基本だった「はやて」が、初めて宇都宮駅に停車しました。今回は、それに続く、2度目の設定です。
狙いは北東北への観光需要の喚起です。JR東日本では、12月から3月にかけて「青森県・函館観光キャンペーン」を開催する予定で、「はやて」の運転告知では「心温まる東北で、この冬の“特別”を見つけに新幹線でお出かけしてみませんか」と促しています。
栃木県や宇都宮市では、かねてから「はやぶさ」の宇都宮停車を求めてきました。ただ、「はやぶさ」を停車させると、貴重な速達列車の座席を、東京~宇都宮間の利用にも使われてしまうこともあり、応じにくいのが実情です。JRとしては、臨時の「はやて」で、利用状況の確認を続けてみる、ということでしょうか。(鎌倉淳)
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