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万座温泉スキー場、26年も縮小営業。全面再オープンは27年に持ち越し

盗難被害から復旧できず

万座温泉スキー場は、2025-26年シーズンの営業について、プリンスリフトのみを稼働する、縮小営業とすることを発表しました。電気ケーブルの盗難被害などにより運行不能となったリフトが回復していません。ただ、2026-27年シーズンは、全面営業に戻る見通しです。

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縮小営業へ

万座温泉スキー場は、万座温泉スキー場の2025-2026年シーズンの営業について、リフトの営業本数や滑走可能コースを縮小することを発表しました。

これにともない、万座高原ホテルは万座プリンスホテルに営業を集約します。

万座温泉スキー場
画像:万座温泉スキー場

 
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プリンスリフトのみ営業

2026年シーズンの、万座温泉スキー場の営業内容は以下の通りです。

■営業期間
2025年12月20日(土)~2026年3月22日(日)
※降雪等の状況により前後する可能性があります。

■営業内容
プリンスリフトのみ運行。
※パノラマリフトAB線、万座高速リフト、万座山リフトは運休

滑走可能コースはプリンスリフト両サイドのA1、A2の2コース。また、レストランアリエスカは休憩所として開放し、レストラン営業はしません。営業レストランは、プリンスホテル内の「レストラン しゃくなげ」のみとなるようです。

万座温泉スキー場縮小営業
画像:万座温泉スキー場、万座高原ホテルニュースリリース

 
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2027年シーズンに復旧へ

万座温泉スキー場は、2024年9月に、ゲレンデ内のリフトやレストランの電気ケーブル、ブレーカーなどが盗難の被害を受けました。そのため、昨シーズンもプリンスリフトのみの縮小営業となっていました。今シーズンまでに復旧できず、縮小営業を継続する形です。

ただ、2027年シーズンの復旧見通しは立ったとしています。2026年シーズンは、その準備期間という位置づけです。

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万座高原ホテルは年末年始のみに

スキー場の縮小営業により、宿泊需要が低下するため、2026年1月4日以降は、万座高原ホテルの営業を万座プリンスホテルに集約します。

万座高原ホテルは、1月4日以降、春まで休業するということです。

【営業集約期間】
2026年1月4日(日)~3月21日(土)
※2026年3月22日(日)~4月3日(金)は万座プリンスホテルもメンテナンスクローズ。

残念だけれど、嬉しいお知らせ

万座温泉スキー場は、映画「私をスキーに連れてって」のロケ地のひとつとしても知られる、有名スキー場です。

それが、2026年シーズンも縮小営業になるということで、残念なお知らせです。ただし、2027年シーズンでの復旧のメドが立ったことは、嬉しいお知らせと言えるでしょう。(鎌倉淳)

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旅行総合研究所タビリス代表。旅行ブロガー。旅に関するテーマ全般を、事業者側ではなく旅行者側の視点で取材。著書に『鉄道未来年表』(河出書房新社)、『大人のための 青春18きっぷ 観光列車の旅』(河出書房新社)、『死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡』(洋泉社)など。雑誌寄稿多数。連載に「テツ旅、バス旅」(観光経済新聞)。テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」ルート検証動画にも出演。