関西空港のLCC専用の第3ターミナル(T3)の概要が発表されました。運用中の第2ターミナルと合わせ、LCC旅客の受け入れ能力が年800万人になります。これは現在の2倍の規模です。
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2016年下期に供用開始
関西空港で2012年10月に利用を始めたLCC専用の第2ターミナルの受け入れ能力は年間400万人。2013年度の利用客は280万人に達する見通しで、この増加基調が続けば数年で容量を超えます。そのため、第3ターミナルの新設が決定しました。第3ターミナルは2016年度下期に供用されますが、駐機場など一部の空港施設は15年度中から利用が開始されます。
現在のLCC専用ターミナルである第2ターミナル(T2)は、ピーチ・アビエーションが独占的に乗り入れています。この第2ターミナルは国内線専用のLCCターミナルとなり、第3ターミナルが国際線専用となります。第2ターミナルと第3ターミナルの間には搭乗手続きのためのチェックイン棟が設けられ、乗り継ぎの利便性が図られます。第2、第3を合わせた延べ床面積は約6万3000平方メートルに達します。
駐機場は6カ所新設されます。LCCの主力機種であるボーイング737など小型機の場合は、最大20機まで乗り入れできるようになります。
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