東京~金沢を新幹線で格安旅行する方法【2024年版】格安チケット、割引きっぷを全紹介

ネット販売が安い

東京~金沢を新幹線で安く行く方法を、最新情報を反映してまとめてみました。北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の基本的な割引きっぷを全紹介します。

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東京・金沢価格比較

はじめに、東京~金沢間の北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の普通車指定席特急料金は14,380円です。「はくたか」自由席特急料金は13,850円です。「かがやき」には自由席はありません。所要時間は「かがやき」で約2時間30分です。

東京~金沢間を「かがやき」「はくたか」で旅行する際の価格表をまとめて掲載しておきます。詳細は順に説明していきます。

東京~金沢の新幹線価格比較
きっぷ 価格
指定席通常価格 14,380円
自由席通常価格 13,850円
トクだ値1 12,760円
eチケット早特1 12,760円
トクだ値14 9,920円
eチケット早特14 9,920円
日帰りツアー 往復24,000円~
宿泊ツアー 往復26,000円~

 

北陸新幹線E7系金沢駅

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インターネット割引

北陸新幹線で東京~金沢を安く乗る方法として、最初にチェックすべきなのはインターネットの割引です。

北陸新幹線では、インターネット予約サービスとしてJR東日本の「えきねっと」と、JR西日本の「e5489」が割引きっぷを発売しています。どちらも会員制ですが、年会費無料で登録できます。

「えきねっと」では、「新幹線eチケット(トクだ値)」という割引きっぷが販売されています。新幹線eチケットとはチケットレス特急券のことで、「トクだ値」はその割引きっぷです。

「トクだ値1」と「トクだ値14」があり、「トクだ値1」は前日まで発売、「トクだ値14」は14日前までの発売です。

期間限定で「トクだ値スペシャル21」という割引きっぷが設定されることもあり、21日前まで発売しています。ただし、現在、東京~金沢間では「トクだ値スペシャル21」は設定されていません。

「e5489」では、「eチケット早特」という割引きっぷが販売されています。「1」「14」「21」の3種類があります。「21」は期間限定です。

「トクだ値1」「eチケット早特1」は前日まで発売、「トクだ値14」「eチケット早特14」は14日前まで発売、「トクだ値スペシャル21」「eチケット早特21」は21日前まで発売です。

東京~金沢間の普通車指定席の割引は以下のようになっています(通年同額)。

・トクだ値1 12,760円
・eチケット早特1 12,760円
・トクだ値14 9,920円
・eチケット早特14 9,920円

「トクだ値」も「eチケット早特」も価格は同じです。JR東日本とJR西日本でチケットの名称などが異なるだけ、と考えておけばいいでしょう。

どちらも交通系ICカードを設定すればチケットレスで乗車できます。きっぷを受け取って乗車する場合も、北陸新幹線沿線の駅なら、どちらのサービスでもきっぷの受け取りが可能です。

「トクだ値」「eチケット早特」ともに、座席数限定なので売り切れやすいです。お買い求めはお早めに。

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大人の休日倶楽部会員限定 北陸フリーきっぷ

満50歳以上が加入できる「おとなの休日倶楽部」会員限定の「北陸フリーきっぷ」もお得です。

東京都区内から富山などへの新幹線指定席往復と北陸エリアのフリーきっぷがセットになったチケットです。価格は24,000円で、東京~富山間の新幹線の往復正規価格より安くなっています。

・大人の休日倶楽部会員限定 北陸フリーきっぷ(東京都区内発) 24,000円

北陸エリアのフリーきっぷは、黒部宇奈月温泉~敦賀間の北陸新幹線自由席と、黒部~小浜間のJR・第三セクターの在来線が乗り放題です。有効期間は4日間です。

購入できるのは、JR東日本のシニア会員組織「大人の休日倶楽部」会員のみです。大人の休日倶楽部の加入条件は50歳以上で、64歳までのミドル会員の場合、年会費2,624円が必要です。

大人の休日倶楽部会員限定 北陸フリーきっぷ・フリーエリア
画像:JR東日本
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おとなび首都圏往復フリーきっぷ

満50歳以上が加入できる「おとなび」会員限定のフリーきっぷが「おとなび首都圏往復フリーきっぷ」です。

北陸エリアから東京への新幹線指定席往復と、東京の電車特定区間のJR線フリーきっぷがセットになったチケットです。金沢発の価格は22,410円です。

・おとなび首都圏往復フリーきっぷ(金沢発) 22,410円

こちらも、金沢~東京間の新幹線往復の正規価格よりも安くなっています。そのうえに、横浜や千葉まで足を伸ばすことも可能なチケットが付いているわけです。

購入できるのは、JR西日本のシニア会員組織「おとなび」会員のみです。おとなびの加入条件は50歳以上で、年会費は無料です。年齢条件さえ満たしていれば購入しやすい格安チケットです。

おとなび首都圏往復フリーきっぷフリーエリア
おとなび首都圏往復フリーきっぷフリーエリア。画像:JR西日本
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東京、上野と大宮の価格差

北陸新幹線で東京~金沢を利用する際、新幹線を上野・大宮~金沢間のみ利用することもできます。

上野・大宮駅利用の場合、通常価格で特急料金は210円、東京発着より安くなります。大きな差ではないので、東京、上野、大宮のうち便利な駅を利用すればいいでしょう。

新宿や渋谷など山手線西部を出発地や目的地にする場合、東京駅利用も大宮駅利用も、トータルの所要時間はほとんど変わりません。

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日帰りツアー

往復の新幹線がセットになった日帰り専用の旅行商品(パッケージツアー)です。JTBなどが取り扱っています。1名から利用できます。

新幹線指定席往復で24,000円~

片道あたりなら12,000円程度で、東京~富山間を日帰り利用できます。ただし、利用できる列車は限られます。時間帯のいい列車は値段が高くなることがあります。電子クーポン付き。利用には通信可能なスマートフォンが必要です。

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パッケージツアー

宿泊をともなう旅行の場合、往復の新幹線と宿泊がセットになった旅行商品(パッケージツアー)を使えばお得です。

日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」、JTBの「ダイナミックパッケージMySTYLE」、びゅうトラベルの「JR東日本ダイナミックレールパック」などがあります。

サイト上で予約・決済し、きっぷは新幹線駅構内にある指定席券売機で受け取れます。

・新幹線指定席往復+ホテル1泊で26,000円程度~

新幹線の往復正規価格より2割程度安い価格で、宿泊がついてきます。立地や設備のいいホテルだと少し高くなりますが、それでも30,000円程度出せば、そこそこのホテルに泊まれます。

時間帯のいい列車は値段が少し高くなります。出発前日まで予約でき、一部は当日予約も可能です。

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ちなみにバスは?

東京~金沢間には高速バスもあります。

主要バス会社で運行をしているのは、東北急行バスなどによる東京~金沢線「きまっし号」で、運賃は5,500円~9,200円。3列シートで快適です。

かつてはJR系の「グランドリーム金沢号」「青春ドリーム金沢号」や、京王系の「渋谷・八王子~金沢・加賀温泉線」もありましたが、それぞれ2023年と2024年に運行を休止しています。

そのほか、格安バスも各社が運行していて、4列シートなら4,000円~7,000円程度です。

高速バスの所要時間は8~9時間程度。新幹線は2時間半程度ですので、3倍くらいの時間がかかりますが、価格的には安いです。夜行バスが基本なので、時間を有効に使えるというメリットもあるでしょう。

おもなバスは、楽天トラベルで予約できます。

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まとめてみると

東京~金沢間を結ぶ北陸新幹線は、JR東日本とJR西日本にまたがって走ることもあり、割引きっぷの種類が限られています。

JR東日本エリア在住の場合は、「えきねっと」の「トクだ値」がおすすめです。

JR西日本エリア在住の場合は、「e5489」の「eチケット早特」がおすすめです。

いずれも、9,920円~12,760円の価格が設定されています。ただし、列車、座席数限定なので、希望の列車を購入できないこともあります。逆に、空席があればお早めに購入を。

気軽に時間帯や列車を選ばずに乗れるという点で、13,850円の自由席を定価で買うのもいいでしょう。自由席は「はくたか」のみに設定されていて、「かがやき」は全車指定席です。

金券ショップに行っても、東京~金沢間では新幹線格安チケットは見つからないでしょう。新幹線回数券ばら売りはありませんし、株主優待券も、JR2社にまたがるので、事実上使えません。

宿泊を伴う旅行なら、JTBの「ダイナミックパッケージMySTYLE」や、日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」、「JR東日本ダイナミックレールパック」も選択肢になりそうです。

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