苗場、かぐらスキー場と、苗場プリンスホテルが2月上旬まで臨時休業します。新型コロナウイルスの感染者を多数出したため、感染防止対策の体制を整備します。
31名で感染確認
プリンスホテルは、苗場プリンスホテルと、苗場スキー場、かぐらスキー場を、2021年1月18日~2月上旬に休業すると発表しました。
苗場プリンスホテルでは、2020年12月30日に勤務する従業員の新型コロナウイルス感染を確認。苗場、かぐら両事業所勤務の関係者延べ約800名がPCR検査を受けました。その結果、1月14日現在、31名が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
これを受け、苗場プリンスホテルと、苗場、かぐら両スキー場は、感染拡大防止対策の体制整備のため臨時休業することを決めたものです。新型コロナの影響で、日本を代表するゲレンデの一つである苗場が閉鎖するという事態に陥りました。
八海山、万座も休業
苗場スキー場では、県外から働きに来ていた従業員の感染も確認されており、クラスターの可能性が指摘されています。
こうした状況で、新潟県は県内のスキー場事業者に対して新型コロナウイルスへの対策強化を求める旨を発表。県内スキー場のリフト券などを割り引く「ONI割キャンペーン」を中止しました。
プリンスホテルは、同県内の六日町八海山スキー場も、「新型コロナウイルスの影響による需要動向を鑑み」1月13日から期限を定めずに臨時休業をしています。新潟県内にある4つのプリンスホテル系のスキー場のうち、3つが休業することになります。
近隣の万座温泉スキー場も、1月18日~2月7日の月~木曜日を休業します。それにあわせて、万座プリンスホテルも同期間の日~木曜日を中心に休業。万座高原ホテルは当該期間は全日休業となります。
なお、新潟県のプリンスホテル系の妙高杉の原スキー場は、平日に一部コースを閉鎖しながらも営業を継続。長野県の軽井沢プリンススキー場は営業を続けています。