国鉄時代からの名車として知られる交直流特急形電車「485系」が、いよいよ全廃への最終局面を迎えました。JR東日本新潟支社は26日、特急「いなほ」に使用する車両を、485系からE653系(1000番台)へ順次置き換えると発表したのです。投入時期は今年秋頃の予定です。
「いなほ」は新潟~酒田・秋田間を結び、国鉄時代に製造された485系で運転される数少ない列車の一つです。これがE653系に置き換えられると、残る定期の特急運用では「北越」「白鳥」を残すのみとなります。
このうち、「白鳥」は2015年の北海道新幹線の新函館開業時に廃止されることが確実です。「北越」は、今後も列車としては生き残る可能性はありますが、485系での運用がいつまで続くのかは不透明。「北越」は北陸新幹線開業時に廃止または車両の置き換えがなされる可能性が高いです。
なお、485系は、「快速あいづライナー」、「快速くびき野」でも使われています。これらの快速列車での運用については、当面続きそうです。
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