マックアースが4スキー場を手放す。再生エネルギー会社に譲渡

ブルーキャピタルマネジメントが取得

スキー場運営大手のマックアースは、4つのスキー場を、再生可能エネルギー事業などを手がけるブルーキャピタルマネジメントに譲渡しました。ブルーキャピタルは初めてのスキー場運営参入です。

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箕輪、エコーバレー、Mt.乗鞍など

マックアースがブルーキャピタルに譲渡したのは、箕輪スキー場(福島県)、エコーバレースキー場、Mt.乗鞍スノーリゾート、白馬さのさかスキー場(以上長野県)の4つです。

ブルーキャピタルはスキー場運営に新規参入し、4スキー場を運営する新会社Blue Resortを設立します。新会社の総合プロデューサーには、これまでエコーバレースキー場のプロデューサーを務めていた長野冬季五輪アルペンスキー代表の平沢岳氏を起用します。

箕輪スキー場
画像:箕輪スキー場ウェブサイトより

太陽光や風力発電を活用

ブルーキャピタルは再生可能エネルギー事業が本業。スキー場運営参入にあたり、太陽光と風力の発電設備をホテル、ロッジの屋根や駐車場に建設し、そのエネルギーを利用してゴンドラやリフトの稼働、各施設の電力、レストランで提供する野菜などの水耕栽培を計画しています。

スキー場運営の負担になっていた人工降雪機などの稼働にも、再生可能エネルギーを使用することで経営改善を狙います。

マックアースはチャオ御岳スキー場(岐阜県)の運営からも、2018年シーズン限りで撤退しました。今回の4スキー場とあわせて、2019年シーズンは5つのスキー場から手を引くことになります。(鎌倉淳)

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