「ななつ星 in九州」は、JR九州の車両を数多く手がけた水戸岡鋭治氏のデザインによる、日本初のクルージングトレイン。ピアノ演奏も行われる車内で、九州の自然豊かな車窓の風景や車内での食事、アフタヌーンティーを堪能できる豪華列車です。ツアーでは、途中で立ち寄る観光地で、地域の歴史・文化を感じられる専用観光コースも準備される予定です。
参加はツアーのみで、一般列車としての販売はありません。ツアー日程は、福岡・大分・宮崎・鹿児島・熊本の5県を巡る3泊4日コースと、九州の北西部を周遊する1泊2日コースがあります。企画・実施はJR九州のほか、主要旅行会社が行うツアーもあり。10月1日からの予約受付はJR九州企画・実施分が対象です。
募集人数は1回のコースにつきわずか30名。内訳は、定員3名の「DXスイート」2室、定員2名の「スイート」12室です。これだけ人数が少ないと、定員以上の申込みがあると思われますが、その場合は抽選。JR九州としては、当初予約受付分は抽選になると見込んでいるようです。
予約は、まず「ななつ星ご案内パンフレット」を手に入れます。これは、専用サイトの「パンフレット請求」ページで必要事項を入力するか、「クルーズトレインツアーデスク」に直接電話することで、申込用紙を同封したパンフレットが送付されます。申込用紙に必要事項を記入して郵送し、申込み多数の場合は抽選となります。
第1期発売分の予約受付期間は10月1~31日。2名で1室を利用する場合の1人あたりの価格は、3泊4日コースが38~55万円、1泊2日コースが15~22万円。ややお高いですが、手が出ないという金額でもないため、JRの思惑通り、当初は大人気になるでしょう。
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