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東京近郊区間、大糸線白馬まで拡大へ。「最後の焦点」は南小谷に

大糸線穂高~白馬間がエリア内に

東京近郊区間がさらに拡大し、大糸線の穂高~白馬間が範囲に含まれることになりました。Suica利用エリアの拡大に対応する形ですが、最後に残された南小谷も含まれる日が来るのでしょうか。

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Suicaの利用が可能に

JR東日本は、東京近郊区間の拡大を発表しました。大糸線の穂高~白馬間が、新たに範囲に含まれます。

同時に、大糸線の信濃大町駅と白馬駅でSuicaが利用できるようになります。両駅のSuicaサービス開始日と、東京近郊区間の拡大日は2026年3月14日です。

なお、3月14日以降も、穂高~白馬間の信濃大町以外の途中駅では、Suicaは利用できません。

東京近郊区間の拡大
画像:JR東日本プレスリリース

 

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576.6kmが「当日限り有効」に

東京近郊区間の拡大は、2025年3月15日以来となります。このときは、篠ノ井線の松本~長野間と、大糸線の松本~穂高間が新たに対象に含まれました。それから1年後に、大糸線で白馬まで拡大されることになります。

大糸線

東京近郊区間の拡大は、Suica利用駅の拡大と軌を一にしてきました。今後、大糸線の南小谷駅でもSuicaが利用できるようになれば、東京近郊区間が南小谷駅まで拡大されることになります。南小谷駅まで拡大すれば、長野方面で東京近郊区間の拡大余地はなくなりそうで、同駅が最後の焦点といえるでしょう。

ちなみに、東京~白馬間は295.1kmもあります。東京近郊区間の東端は常磐線の浪江駅ですので、浪江~白馬間576.6kmが大都市近郊区間ルールにより「当日限り有効、下車前途無効」になります。(鎌倉淳)

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