JR東海の交通系ICカード「TOICA」が、三重県での利用エリアを拡大します。伊勢鉄道もエリアに含まれ、紀勢線特急「南紀」がチケットレスで利用できるようになります。2027年春の実施予定です。
紀勢線・参宮線でエリア拡大
JR東海は、同社の交通系ICカード「TOICA(トイカ)」について、2027年春から三重地区の利用エリアを拡大すると発表しました。
新たに利用エリアとなるのは、紀勢線の下庄~多気間と、参宮線の外城田―鳥羽間の計18駅。これにより、津、松阪、伊勢市といった三重県内の主要駅で交通系ICカードが利用できるようになります。
そのほか、JR東海の列車が乗り入れる伊勢鉄道の河原田~鈴鹿間でも利用可能となります。伊勢鉄道の鈴鹿~津間の各駅では利用できず、通過利用のみとなります。

「南紀」でチケットレス乗車サービス
TOICAのエリア拡大にあわせ、紀勢線の特急「南紀」指定席でチケットレス乗車サービスを導入します。
「南紀」のチケットレス乗車サービスは、JR西日本のインターネット列車予約サービス「e5489」で購入できます。チケットレスで利用した場合は、紀勢線内の停車駅(三瀬谷、紀伊長島、尾鷲、熊野市、新宮)でもTOICAが使えるようになります。
特急券はスマホ表示によるチケットレス、乗車券は交通系ICカードによるチケットレス、という組み合わせて利用できる形になるのでしょう。

伊勢鉄道での扱いは?
JR東海の三重県エリアについては、第三セクターの伊勢鉄道を挟むこともあってか、交通系ICカードの展開が遅れていました。今回、伊勢鉄道線の一部をTOICAエリアに加えることで、三重県主要エリアのIC化が進むことになりました。
ただし、今回の発表では、伊勢鉄道線を通過する際の交通系ICカードの扱いが明確ではありません。また、津駅と松阪駅、伊勢市駅はJRと近鉄とが改札口を共用していますが、どう処理をするのかも明らかにされていません。
実施まであと1年あまりありますので、それまでに車内読み取り機や中間改札などが設置される可能性がありそうです。(鎌倉淳)






















