鉄道博物館新館の開業日は7月5日に決定。面積も入場料も3割増

オール2階建てE1系の展示も開始

鉄道博物館(さいたま市)は、増築工事中の新館を2018年7月5日に開業すると発表しました。展示面積を現在の3割増とし、入館料も3割増の1,300円(一般)となります。

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鉄道体験ができる

鉄道博物館新館は4階建てで、延床面積が約6,000平方メートル、展示面積が約3,500平方メートル。本館の延床面積が28,300平方メートル、展示面積が10,000平方メートルなので、約1.3倍の展示面積となります。

新館1階は「仕事ステーション」で、鉄道を支える仕事に挑戦してプロフェッショナルになりきる体験型ミュージアムという設定。運転士や車掌、駅員のほか、保守や指令員など鉄道に関わるさまざまな仕事を体験するプログラムが実施されます。E5系新幹線のモックアップや、新幹線シミュレーターも新設されます。

2階は「未来ステーション」として、未来の駅や鉄道に入り込み、これからの鉄道の姿を考える創造型ミュージアム。自らが作成したアバターが、未来の鉄道の世界が広がる大型映像ジオラマに入り込み、駅や車両を疑似体験できます。

鉄道博物館新館
工事中の鉄道博物館新館。画像:JR東日本プレスリリース

入館料は一般1,300円に

3階の「歴史ステーション」は、鉄道の歴史がテーマ。150年に渡る鉄道史を、その時代の人々の視点で追体験できます。実物資料や記録映像が豊富に並ぶ展示室も開設されます。4階は「旅のステーション」として、鉄道の旅を疑似体験でき、展望デッキやレストランも入ります。

新館の開業にあわせて、入館料が改定されます。一般が1,300円(現在1,000円)、小中高生が600円(同500円)、幼児が300円(同200円)となり、団体料金や前売り券もそれぞれ50~300円引き上げます。新価格は新館オープン日(2018年7月5日)入館分より適用されます。

新館の開業に先立ち、東北、上越新幹線で走っていた世界初のオール2階建て新幹線E1系車両の屋外展示が、2018年3月14日に始まります。

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