スカイマークが2014年度内にも予定していたボーイング737-800型機への高級シート導入を見送ることがわかりました。改装によるコストが想定より大きくなったためです。
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ファーストクラス並みシートを設ける方針だった
スカイマークは、2014年春に導入するA330-300型機を全席プレミアムシート「グリーンシート」にしています。いっぽう、737型機も改装をすすめ、機内前方に大手のファーストクラス並みの高級シートを横5列で数十席設ける方針でした。
しかし、実際に設計してみると、横5列の席配置が難しく、4列とすると1席当たりの販売単価が想定以上に高まるなどの問題点が浮上したようです。改造費用も10億円超かかるため、投資を回収するのに時間がかかる見通しとなりました。そのため、2クラス制を断念したようです。
スカイマークでは、2014年3月から幹線に投入するA330型機を2015年度内に10機体制にする予定です。一方で、737型機は現在の31機から2017年度に20機程度にまで減らす予定。737型機は地方線に重点的に投入し、今後も現状と同じシートでの1クラス制を維持することになりました。
これにより、スカイマークは、幹線は全席プレミアムシート、地方線は従来通りのエコノミーシートでの運用となるようです。
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