※スカイマークはA330便の就航予定日を5月31日に延期することを3月5日に発表しました。したがって以下の記事のうち4月18日からの運航時刻についての内容は無効になります。あらかじめご了承ください。
スカイマークが2014年4月18日から、全席がプレミアムエコノミーシートのエアバスA330機を羽田-福岡線に導入します。2月28日にエアバスから機体を受領し、日本に向けて輸送を開始しました。A330機の導入は日本の航空会社では初めてです。
A330機は、ボーイングでは777に匹敵する大型機で、通常の機体では座席数が440席程度になります。ところが、スカイマークのA330では座席数を271席にとどめ、全席をプレミアムエコノミーシートとしました。シートピッチは38インチ(96.5センチ)と、他の国内線普通席に比べて20センチ以上広くなっています。スカイマークはこれを「グリーンシート」と名付けています。
「グリーンシート」の運賃は他の機体による運航便と変わりなく、普通席の扱いです。そのため格安なのにシートピッチは広い、ということで高い人気が出そうです。
4月18日からのエアバスA330運航便の時刻表は以下の通りです。
■スカイマークA330便時刻表(2014/4/18~)
便名 羽田発 福岡着
003 0740-0935
009 1125-1305
013 1235-1430
019 1605-1800
021 1725-1915
便名 福岡発 羽田着
008 1015-1150
012 1345-1520
016 1510-1645
022 1845-2020
024 1955-2130
当面は2機による運用で、区間も羽田-福岡間に限られます。機体の増備にともなって札幌線や那覇線にも導入される予定です。
スカイマークでは、これとは別にエアバスA380機の導入も進めており、2014年12月にも成田-ニューヨークに投入される見通しです。A380機もプレミアムエコノミーシートとビジネスクラスのみの設定で、いわゆるエコノミーシートはありません。
スカイマークの西久保愼一社長は「格安料金で快適な座席を利用者に提供できるので、とてもうれしく思う」と述べており、「快適格安路線」はスカイマークの今後の旗印になりそうです。