「青春18きっぷ」2020年夏季の発売開始。今年はどこへ行こう?

旅に出られる。その幸せの大きさ

青春18きっぷの2020年夏シーズンの発売が開始されました。全国のJR普通・快速列車に1日2,410円で乗り放題となるお得なきっぷです。新型コロナウイルス感染症の心配が続くなか、今年はどこに行きましょうか?

広告

1日2,410円でJR線乗り放題

青春18きっぷは、全国のJRで利用できる乗り放題の企画きっぷ。5日分で12,050円、1日あたり2,410円で、JR線普通・快速列車に自由に乗り降りできます。

青春18きっぷが利用できるのは、学生が長期休暇となる春、夏、冬の年3回。2020年夏の発売期間は7月1日~8月31日、利用期間は7月20日~9月10日です。夏は利用期間が長く、使いやすい時期です。

東京~大阪、大阪~福岡といった距離を移動するだけでも、大変お得なきっぷです。夏に格安旅行をしたい方には、強い味方でしょう。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、販売されるかも含めて心配されましたが、無事7月1日に発売となりました。

青春18きっぷ・2020年夏の発売期間、利用期間

青春18きっぷの2020年夏の発売期間、利用期間は、以下の通りです。

・発売期間:7月1日~8月31日
・利用期間:7月20日~9月10日
・価格:12,050円(5回分)

下灘駅

2020年夏の注目ポイントは?

今シーズンの青春18きっぷポスターに記されたキャッチフレーズは「旅に出られる。その幸せの大きさを北の大地で味わっています」。新型コロナウイルス感染症による長い「自粛」からの解放感が、この夏の旅のコンセプトでしょう。

とはいえ、新型コロナウイルス感染症の心配はまだ残っています。そのため、2020年は近場観光が主流になると見られていて、首都圏在住の方は関東地方、京阪神在住の方は近畿地方といった、それぞれのエリアで日帰り旅行をする人が多くなりそう。青春18きっぷは、こうしたマイクロツーリズムにうってつけで、近郊へ向かう旅の道具に適しています。

キャッチフレーズにも使われた「北の大地」も訪れる人が多くなるかもしれません。とくに、秘境駅が廃止される北海道のローカル線は、旅行者の人気を集めそうです。宗谷線では13駅が2021年春に廃止される方針で、最後の夏になりそう。青春18きっぷを使って駅巡りをする人も多そうです。

8月8日には、豊肥線が4年ぶりに全線復旧します。新しく生まれ変わった豊肥線で、スイッチバックの旅を楽しむのもよさそうです。

最後に念のため、旅に出る際は、感染症拡大予防にしっかりと気をつけたいところです。

広告
前の記事新幹線全区間で携帯電話「圏外」解消へ。山形新幹線も2020年中にトンネル内通話可能に
次の記事JR豊肥線が期間限定で乗り放題。「スイッチオン」で出かけよう!