JR東日本が2017年度の「三連休東日本・函館パス」の発売期間、利用期間、価格などを発表しました。2017年7月から2018年3月にかけて、5回設定されます。今年度は成人の日の3連休が対象から外れました。
7回の三連休に5回の設定
「三連休東日本・函館パス」は、北海道新幹線開業にともなって「三連休乗車券」をリニューアルしたものです。2016年度に発売が開始され、2017年度が2年目です。普通・快速列車乗り放題などの基本ルールやフリーエリアは、2016年度と変化はありません。
2016年度は計7回の3連休がありますが、「三連休東日本・函館パス」が設定されるのは5回だけです。8月11日~13日の「山の日」絡みと、1月6日~8日の「成人の日」絡みの発売がありません。
「成人の日」は、昨年度は発売されましたが、今年度は1月6日からの連休になったことで、正月休みと近すぎるため、設定が見送られたのでしょう。1月8日まで正月休みを取る人が少なくない、という判断と思われます。
また、昨年設定があった「天皇誕生日」と「春分の日」が三連休にならなかったため、期間外となった一方で、「建国記念の日」が期間に入りました。
「三連休東日本・函館パス」の2017年度の概要は以下の通りです。
2017年度「三連休東日本・函館パス」期間と価格
利用期間
海の日 2017年7月15日~17日
敬老の日 2017年9月16日~18日
体育の日 2017年10月7日~9日
文化の日 2017年11月3日~5日
建国記念の日 2018年2月10日~12日
発売期間
有効期間開始日の1ヶ月前から前日まで。
価格
大人 14,050円
小児 4,300円
「大人の休日倶楽部」「ジパング倶楽部」など、他の割引は適用できません。
「三連休東日本・函館パス」のフリーエリア
フリーエリアは、JR東日本全線が基本。それにくわえ、JR北海道の森以南(北海道新幹線含む)、伊豆急行、富士急行、えちごトキめき鉄道の新井~直江津間、北越急行、三陸鉄道、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道です。
エリア内では、快速・普通列車の普通車自由席とBRTが乗り降り自由です。特急券などを別途購入すれば、新幹線や特急列車にも乗車できます。
「JR30周年記念パス」も発売
2017年には、似たきっぷとして、「JR30周年記念パス」も発売されます。利用期間が2017年7月21日〜7月31日で、フリーエリアはJR東日本の全線と、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行の全線です。
「三連休東日本・函館パス」よりややフリーエリアが小さくなり、価格は大人13,000 円、小児 3,000円。基本ルールは「三連休東日本・函館パス」と同じです。どちらのきっぷも、上手に使って、旅をしたいものです。(鎌倉淳)