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プリンス系スキー場、リフト1日券を6%値上げ。軽井沢は1万円に

万座温泉は据え置き

プリンスホテルが、系列9スキー場について、2025-26年シーズンのリフト券価格を発表しました。万座温泉を除く8スキー場で値上げを実施、平均値上げ率は6%です。最高は軽井沢プリンスホテルスキー場で、プリンス系の単体スキー場として、初めて1万円台に乗せました。

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軽井沢が大台乗せ

西武プリンスホテルズ&リゾーツは、系列9スキー場の2025-2026年シーズン(2026年シーズン)リフト券価格を発表しました。

1日券で、もっとも高額なのは、軽井沢プリンスホテルスキー場です。1日券が10,000円となり、昨シーズン(2025年シーズン)から200円値上げしました。

インバウンドブームが盛り上がってきた富良野は1日券が8,000円となり、500円の値上げです。

プリンスホテルの象徴ともいえる苗場は、Mt.Naeba1日券(苗場・かぐら共通券)が9,800円で、800円の値上げです。

苗場単体は7,800円で、600円の値上げ。かぐら単体は7,500円で300円の値上げです。昨シーズンは同額だった苗場とかぐらで、300円の価格差をつけました。

プリンス系列9スキー場の、リフト1日券の価格は以下の通りです。

軽井沢プリンスホテルスキー場

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プリンス系スキー場2026シーズンリフト券価格

プリンス系列9スキー場のリフト1日券価格(おとな、ハイシーズン、特異日除く)を、高い順に並べました。左が2025年シーズン、右が2026年シーズンです。

■軽井沢プリンスホテルスキー場
1日券 9,800円→10,000円(△2%)

■富良野スキー場
1日券 7,500円→8,000円(△6%)

■志賀高原焼額山スキー場
1日券 7,500円→8,000円(△6%)

■妙高杉の原スキー場
1日券 7,000円→8,000円(△14%)

■苗場スキー場
Mt.Naeba1日券 9,000円→9,800円(△8%)
1日券 7,200円→7,800円(△8%)

■かぐらスキー場
Mt.Naeba1日券 9,000円→9,800円(△8%)
1日券 7,200円→7,500円(△4%)

■六日町八海山スキー場
1日券 5,700円→6,000円(△5%)

■雫石スキー場
1日券 6,100円→6,500円(△6%)

■万座温泉スキー場
1日券 3,000円→3,000円(増減なし)
※縮小営業。2025年シーズンの当初予定価格は5,700円

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妙高杉の原が大幅値上げ

9スキー場の平均としては6%の値上げです。物価上昇率に比べて高い値上げ率ですが、近年のレジャーインフレの激しさを考えると、想定の範囲内でしょうか。

そのなかで、最大の値上げ率となったのが、妙高杉の原スキー場です。昨シーズンの7,000円から、一気に8,000円に値上げしました。値上げ率は14%です。苗場、かぐらを抜いて、富良野・志賀高原焼額山に並ぶ価格となりました。

いっぽう、万座温泉スキー場は、3,000円で据え置きです。2024年9月にリフトの銅線ケーブルを盗まれる被害が発生し、昨シーズンは縮小営業を余儀なくされましたが、今年も復旧していないようです。(鎌倉淳)

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旅行総合研究所タビリス代表。旅行ブロガー。旅に関するテーマ全般を、事業者側ではなく旅行者側の視点で取材。著書に『鉄道未来年表』(河出書房新社)、『大人のための 青春18きっぷ 観光列車の旅』(河出書房新社)、『死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡』(洋泉社)など。雑誌寄稿多数。連載に「テツ旅、バス旅」(観光経済新聞)。テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」ルート検証動画にも出演。