JR四国は、新型ハイブリッド式ローカル車両の量産先行車の概要を発表しました。2両編成で、ロングシート主体ながらクロスシートも配していて、沿線住民にも旅行者にも使いやすそうです。
広告
JR四国発の新型ハイブリッド式
JR四国が、新型ローカル車両の量産先行車について発表しました。モーターで走行するハイブリッド式車両で、JR四国では初めての採用です。形式名は「3600系」です。
ステンレス製車両の2両編成。外観は、四国の海や空をイメージしたライトブルーが基軸で、ゴールドのラインを加えています。

広告
機能性と快適性
車内は、床面が木目調、壁面が明るい布目地というデザイン。腰掛モケットはブルーです。

座席はロングシートが基本ですが、クロスシートが2組設置されています。クロスシートのない車両には、車いすスペースと車いす対応トイレを配置しました。
単行ではなく2両編成を基本としているからか、ローカル線車両としては余裕が感じられます。沿線の通学客を十分に運びきれる機能性と、旅行者が楽しめる快適性を備えた座席配置といえそうです。

広告
35本70両の導入を予定
3600系の定員は272名で、既存のキハ47形の252名より20名多くなっています。最高速度は100km/hで、キハ形の95km/hから5km/hアップ。
手始めに2両編成の量産先行車を2本導入します。配置区所は徳島運転所で、2026年1月から性能確認などの走行試験を実施した後、6月に営業運転を開始する予定です。
量産車は、2027年度から順次導入していきます。最終的に、量産先行車を含め計35本70両の導入を予定しています。(鎌倉淳)
広告





















