JALが成田~シアトル線を2019年3月31日に開設すると発表しました。JALの同路線は1992年に運休しており、27年ぶりの運航再開となります。
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ANA、デルタと競合
JALの成田~シアトル線は、毎日1便の運航です。JALの北米西海岸路線としては、バンクーバー、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴがありますが、これにシアトルが加わることになります。
成田~シアトル線にはANAとデルタがそれぞれ直行便を運航しており、JALが3社目です。
JALの成田~シアトル線の運航スケジュール(時刻表)は以下の通りです。
■JAL成田~シアトル線時刻表
JL068 成田18:00→シアトル11:00
JL067 シアトル14:20→成田16:30(+1)
成田を夕方発、シアトルに午前着。シアトルは午後発で、成田に夕方着。アジア路線との接続を考慮したスケジュールになっています。ANAとおおむね同じ時間帯で、日本人旅行者にとっては深夜早朝にかからないので、往復ともに利用しやすいでしょう。
アラスカ航空との提携を拡大
機材はボーイング787-8型機を使用します。ビジネスクラスに「スカイスイート787」(SS8)を装備した新2クラス機。プレミアムエコノミーはありません。エコノミーは、JALならではの1列8席仕様で、ANAやデルタの9席に比べてゆったりしています。
シアトルはアメリカ西海岸で日本にもっとも近い位置にあり、北米各地への乗り継ぎ拠点として優れた立地です。JALはアラスカ航空との提携も拡大し、コードシェア便によりシアトルから56地点を結ぶとしています。これにより、アメリカ、カナダ西部の各都市へのアクセスが改善しそうです。(鎌倉淳)
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