2021年3月ダイヤ改正で、関空特急「はるか」の定期列車が大幅削減されます。新型コロナウイルス感染症で大半の列車が運休していますが、これを固定化することになります。
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現状1日9往復
関空特急「はるか」は、2020年3月ダイヤ改正で、1日30往復の定期列車が設定されていました。しかし、新型コロナウイルス感染症の発生にともなう利用者の急減を受けて、2020年4月24日より減便。現在は、1日9往復の運転にとどまっています。
2021年3月ダイヤ改正の新ダイヤでは、この「減便体制」を固定化し、定期列車を1日11往復にまで削減します。日中時間帯の運転はありません。
時刻表は以下の通りです。
需要が回復すれば増便も
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないなか、JR西日本は「はるか」の大減便ダイヤを定期化する判断を下したことになります。
新型コロナは、国内でも猛威を振るっていますが、海外でも収まる気配がありません。そのため、国際線の旅客が戻るのは早くても2024年頃とする予想が多くなっています。JR西日本としても、空港特急には厳しい見通しを持たざるを得ないのでしょう。
JR西日本では、「多くのお客様のご利用が見込まれる期間については車両の増結や臨時列車を運転します」としており、今後、旅行需要が回復した場合は、増便する姿勢をみせています。
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