白馬と志賀高原を直結する高速バスが誕生します。訪日外国人スキー・スノボ客をターゲットにした路線で、本州の2大スキーエリアを直結する新ルートが誕生します。
1日2往復で運行
白馬・志賀高原直行バスを運行するのは、アルピコ交通と長電バス。白馬八方バスターミナルと、志賀高原の蓮池を結びます。途中、温泉に入るサルが有名なスノーモンキーパーク(地獄谷野猿公苑)を経由します。
運行期間は2018年1月22日(月)~2月28日(水)の毎日。1日2往復が運行します。所要時間は2時間半。運賃は白馬~蓮池間で大人片道4,400円です。
時刻表は以下の通りです。
白馬・志賀高原線バス時刻表
白馬八方08:45→スノーモンキーパーク10:45→蓮池11:15
白馬八方09:45→スノーモンキーパーク11:45→蓮池12:15
蓮池12:40→スノーモンキーパーク→13:00→白馬八方15:10
蓮池14:10→スノーモンキーパーク→14:30→白馬八方16:40
所要時間は、白馬八方~スノーモンキーパーク間が2時間~2時間10分、白馬八方~蓮池間が2時間30分です。現在、この区間を移動するには長野駅でバスを乗り継ぐ必要があり、白馬八方~蓮池間で3時間以上かかりますので、30分以上の時間短縮となります。
インバウンド向けで定着するか
白馬八方尾根と志賀高原は、日本を代表するスキー場ですが、日本人スキー・スノボ客で、両スキーエリアを同一行程で訪れる人は多くはないでしょう。
しかし外国人観光客は、せっかく日本に来たのだからと、両スキー場を一度の旅で楽しむ人も少なくない様子。そのため、こうしたバス路線が生まれました。
途中にスノーモンキーパークを通るのは、白馬エリアから地獄谷野猿公苑を日帰り往復する外国人旅行者をターゲットにしたものでしょう。このバスを使えば、日帰りで地獄谷に2~3時間滞在できることになります。地獄谷野猿公苑には、2016年度で約23万5000人が訪れ、訪日外国人客が4割を占めるそうです。
これまでにも、成田~白馬や富士山~高山といったインバウンド向けの新しい高速バス路線が誕生し定着しています。白馬~志賀高原線も、そうした流れに乗って定着していくのでしょうか。