2017-2018年シーズンのガーラ湯沢発着の列車本数が減少します。北陸新幹線開業後に運行されていた、越後湯沢~ガーラ湯沢間の「シャトル列車」が廃止されるためです。
12時台の後は18時台
JR東日本が発表した、2017-2018冬の臨時列車の時刻表によりますと、下りガーラ湯沢到着列車は1日最大12本が設定されています。
列車は午前中に集中しており、午後は越後湯沢12時13分発の「たにがわ85号」が出た後、18時36分発「たにがわ405号」まで設定がありません。実に6時間以上も列車の運転間隔が空きます。
上下各4本が削減
上りガーラ湯沢発列車は、全体の運転本数が1日最大13本設定されています。上りは6時間もの空き時間はありませんが、12時台と16時台に列車の設定がありません。
2017年3月ダイヤ改正時には、1日最大下り16本、上り17本でしたので、上下各4本が削減されたことになります。
北陸新幹線開業後に設定されたが
削減対象になったのは、日中時間帯の「シャトル列車」です。これは越後湯沢~ガーラ湯沢間で区間運転されていたもので、東京発着の「とき」に越後湯沢で接続していました。
2015年3月の北陸新幹線開業により、東京/上野~ガーラ湯沢直通の「たにがわ」の運転本数が削減されたことを受け、その救済のために設定されたのが「シャトル列車」です。2016-2017年シーズンでは1日最大5往復が設定されていました。それが、2017-2018年シーズンには、1本も設定されていません。
つまり、「シャトル列車」5往復を廃止したのに対し、東京直通「たにがわ」が1往復増えただけ、という計算です。実質的にガーラ湯沢への列車本数が1日最大4往復分、削減されたことになります。
「アフタヌーンGALA」は気をつけて
「シャトル列車」は、日中のスキー場利用者が少ない時間帯にのみ設定されていました。そのため、廃止されても、朝来て夕方帰るという一般的なスキー/スノボ客には影響を与えないとみられます。
ただ、日中到着の「最終列車」が、東京10時56分発、ガーラ湯沢12時16分着になりますので、「アフタヌーンGALA」などで、午後のみ滑ろう、と考えている人は注意が必要です。
「モーニングGALA」利用の方は、帰りの列車が12時台にはなく、13時38分発になることを頭に入れておきましょう。
なお、越後湯沢駅~ガーラ湯沢スキー場間には、シャトルバスが日中30分間隔で運転しており、両駅間をバスで移動することは可能です。