「ゲレンデ採点記事」でランキングされた意外な「ファミリー向け最強スキー場」とは

スキー・スノボの人気が復活しているようです。それを支えているのは、かつての「私をスキーに連れて行って」世代。その世代が親になり、子供を連れて「ファミリースキー」を楽しんでいるのです。

ただ、家族でスキーに行くとなると、スキー場選びは慎重になります。大人だけなら大規模スキー場で滑りまくるのも手ですが、そんなところに子供を連れて行ってもたいして楽しめません。ファミリーには別の選択肢があるべきですが、どういうゲレンデがファミリーに向いているかの具体的情報はあまりありません。

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GALAがファミリー向け?

それを紹介した雑誌記事が出ました。晋遊舎「MONOQLO (モノクロ) 2014年 03月号」で、「ウィンターレジャー『最楽・最得』完全ガイド』という特集です。

この記事については、筆者にも取材依頼があり、協力させて頂きました。記事の中で「ファミリー向けゲレンデランキング」の項目があり、集計結果のランキングは、結構意外です。1位は「軽井沢プリンスホテルスキー場」で、以下、「苗場」「GALA湯沢」と続きます。苗場は万人受けのするスキー場ですが、軽井沢プリンスはゲレンデのクオリティは高いとはいえませんし、GALAもとても混雑するスキー場です。「え?なんで?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

でも、家族を連れて行くのにふさわしいか、と考えたときに、軽井沢プリンスやガーラの利便性は大きな要素ですし、軽井沢の充実した周辺施設はアフターの楽しみを満たしてくれます。子供連れで行くなら晴れているほうがいいに決まっていますが、軽井沢の冬の晴天率は抜群です。大人のスキーヤー、スノーボーダーに「好きなスキー場」などのアンケートを採ったら、軽井沢プリンスが首位に来ることはまずないと思いますが、視点を変えると違う結果が出てくるのです。

その他、ランキングに示されたスキー場は、ファミリーには参考になるのではないでしょうか。詳細は記事をご覧ください。

ファミリー対応の三種の神器

ところで、この記事への取材協力の過程で、改めていろんなスキー場の「ファミリー対応」を確認してみました。ファミリーに力を入れているスキー場には、ほぼ例外なくキッズパークかキッズゲレンデがあり、そこには「そり」「スノーエスカレータ」「雪遊びエリア」の3つがほぼ確実に設置されています。

子供に雪と触れあえるようにしてファミリーの集客につなげる、という目的が第1のようですが、スキー・スノボに慣れていない外国人客誘致の側面もあるようです。いまやスキー場は、単に「大人がスキー、スノボを楽しむ場所」だけではなくなり、子供がや外国人など、普段雪と接していない人が、「雪遊び」をする場所になっているのかもしれません。


MONOQLO (モノクロ) 2014年 03月号

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