エアアジア・ジャパン、9月、10月の大規模欠航の対象便一覧。中部路線は8月末で運航終了、撤退へ。

当サイトで既報のエアアジアの欠航問題。エアアジア・ジャパンが9月以降の大規模欠航を正式発表しました。

9月1日から10月26日までの間、604便を欠航します。同社に出資していたANAホールディングスとエアアジア(マレーシア)の合弁解消に伴い、エアアジアが機材2機を前倒しで返却するよう求めたためです。

エアアジア・ロゴ

エアアジア・ジャパンでは5機のエアバスA320型機を就航させています。この全機がマレーシア本国のエアアジアから借り受けていて、これを9月に1機、10月に2機返却するようです。最終月となる10月は3機体制で運航されるようで、現状のダイヤを維持できないとのことです。

9月から欠航するのは中部空港発着の新千歳、福岡、ソウル便。10月1日から26日までは成田―新千歳の一部と成田―那覇の6路線でも欠航が出ます。予約している利用者には他社運航便への振り替えなどで対応されます。

通常、エアアジア・ジャパンでは、欠航の際は、払い戻しか自社便への振替対応ですので、他社運航便への振り替えは特別な対応です。詳細は、個別に送付されるEメールで案内されるとのこと。

欠航便は以下の通りです。

■エアアジア・ジャパンの欠航対象便

▽9月1日~10月26日 

◆中部→福岡
JW8621 6:45発
JW8627 19:55発
◆福岡→中部
JW8622 8:40発
JW8628 21:40発

◆中部→新千歳
JW8617 15:40発
◆新千歳→中部
JW8616 17:45発

◆中部→仁川
JW865 10:45発
◆仁川→中部
JW866 13:10発

▽10月1日~10月26日

◆成田→新千歳
JW8521 7:10(7:15)発
JW8523 11:25(11:30)発

◆新千歳→成田
JW8520 9:20(9:25)発
JW8522 13:45(13:50)発

◆成田→那覇
JW8665 15:55(16:00)発
JW8666 19:20発

ご覧の通り、中部便は9月1日から全面運休。中部空港からエアアジア・ジャパンは撤退することが明らかになりました。

11月以降の冬ダイヤの運航予定については、7月中にも発表される見通しです。

広告
前の記事エアアジア・ジャパンのチケット販売が一部停止。9月以降は減便か。中部線は全面撤退の可能性も。
次の記事エアアジア・ジャパンの後継LCCの概要が判明。ANA主導でハワイや台湾に観光路線を開設へ。