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メトロ銀座線、やっと増発。11/1改正、土休日は「コロナ前」並みに

平日はそのまま?

東京メトロ銀座線が、11月1日にダイヤ改正を実施します。土休日ダイヤを変更し、日中時間帯の運行本数を増発。これまでの毎時15本を、毎時18本とし、コロナ前の運行体制に戻します。ただし、平日は毎時15本体制が続くようです。

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日中3分20秒間隔に

東京メトロは、2025年11月1日に銀座線のダイヤ改正を実施すると発表しました。土休日ダイヤの9~18時の列車本数を、合計58本増発します。

毎時15本の運行体制から、毎時18本の運行体制となる形です。運転間隔は、これまでの4分間隔から、3分20秒間隔になります。

銀座線増発ダイヤ改正
画像:東京メトロプレスリリース

 
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コロナ前の体制に

銀座線は、コロナ禍の後、2022年8月27日に大減便を実施しました。平日、土休日ともに、日中時間帯に毎時18本を運転していたところ、12本に変更。これにより、日中時間帯は5分間隔の運転となりました。

しかし、あまりに減らしすぎたため、旅客が回復傾向にさしかかると、日中時間帯の混雑が深刻になります。そのため、2023年4月29日にダイヤ改正を実施。日中時間帯の運行本数を毎時15本に増やしています。

それでも、最近の銀座線の混雑は激しく、とくに土休日は、日中でもラッシュ時並みの車内状況になることがあります。そこで、2025年11月ダイヤ改正で、土休日のみ毎時18本とし、「コロナ前」に戻すのでしょう。

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買い物客で混雑

実際に、土休日の銀座線に乗ってみると、最近は、インバウンドの急増もあり、日中時間帯でも観光客や買い物客などで混雑しています。そのため、今回のダイヤ改正は、遅すぎたといえるくらいで、順当な措置でしょう。

ただ、平日のダイヤ改正は発表されていません。平日の日中は、土休日ほど混雑してないという判断なのか、それとも、人員の手当てがつかないからでしょうか。

とはいえ、東京都心の中心部を走る地下鉄が、あの狭く短い車体で、平日に4分間隔は長すぎます。いつ乗っても混雑していますので、平日も増発が必要な段階に感じられます。(鎌倉淳)

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