ホーム 航空 LCC

スカイマークが国際線再参入。神戸~東アジア路線か。事業運営方針に明記

神戸空港国際線化にあわせ

スカイマークが国際線に再参入します。2025年度にチャーター便を運航し、今後の展開を検討します。

広告

神戸空港の国際化にあわせ

スカイマークは、2025年5月15日の決算発表で、国際線へ再参入することを明らかにしました。まずは、2025年度に数回のチャーター便を運航し、国際線展開に向けた事業可能性を検討します。今期の事業運営方針にも明記しました。

日本の発着地については明確にしていませんが、神戸空港が予想されています。神戸空港はスカイマークの関西の拠点です。2025年4月18日に第2ターミナルビルをオープンし、国際チャーター便の受け入れを開始しました。

神戸空港では、2030年ごろの国際定期便の運用開始を目指しており、スカイマークもその頃にチャーター便を定期便に切り替えることを視野に入れているとみられます。

スカイマーク

広告

就航先は東アジアか

海外の就航先も未定ですが、同社はボーイング737型機しか保有していないので、その航続距離の範囲内となります。具体的には、東アジアのエリア内が見込まれます。

神戸空港の国際チャーター便の、これまでの就航先は、仁川、上海、南京、台北、台中です。スカイマークも、これら中台韓の3カ国のいずれかへの就航が有力でしょう。

これらと重なる空港に発着するのか、異なる空港を選ぶのかもわかりませんが、異なる都市を目指すなら、釜山や高雄、香港などが候補となるでしょうか。

広告

サイパン路線の復活は?

スカイマークは、2019年11月に成田~サイパン線で国際線に初めて進出しました。しかし、コロナ禍で運休に追い込まれ、現在も復活していません。

マリアナ政府観光局は、スカイマークに同路線の再開を働きかけています。そのため、サイパン線の再開も検討されてはいるでしょう。ただ、最近は2019年よりインバウンドが強くなっていて、アウトバウンドが強いサイパン路線の優先順位は高くはなさそうです。

それでも、チャーター便の段階では、さまざまな就航先が検討されるでしょうから、その一つとして、サイパン路線が復活する可能性はありそうです。(鎌倉淳)

広告