羽田の国際線昼間便チャーター枠が2015年3月末まで延長。東南アジアやオセアニアなどへの便が設定か

羽田空港で設定されている国際線のチャーター便向け昼間便発着枠が、2014年秋以降も延長されることが決まりました。当初は、2014年10月25日の夏ダイヤ最終日までの設定でしたが、冬ダイヤにも延長されるものです。

このチャーター枠は羽田空港の昼間便のアメリカ向け発着枠9枠を転用するものです。羽田では2014年3月末に国際線の昼間枠が1日40枠増え、このうち31枠はヨーロッパやアジア向けに定期便の発着枠を配分しました。残りの9枠がアメリカ用ですが、アメリカとの航空交渉がまとまらず、国際線のチャーター便向けに開放しています。

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羽田空港

2014年夏ダイヤ限りの暫定措置でしたが、航空交渉が決着する見通しがつかないため、来春まで延長されます。羽田から定期便が乗り入れていない都市への運航を条件に、2015年3月末まで羽田昼間枠をチャーター便で使うことができます。

2014年夏には、この発着枠で、JALがミラノ、ローマへ、モンゴル航空がウランバートルへ、ラオス国営航空がビエンチャンへチャーター便を設定しました。また、10月には、ANAがハバナへのチャーター便を予定しています。

今回は旅客需要が縮む冬ダイヤなので、チャーター便枠がどれほど使われるのかはわかりません。設定されるとすれば、暖かい東南アジアやオセアニア、ミクロネシア方面へのチャーター便でしょう。普段は定期便が飛んでいない都市への路線は楽しみです。

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