全日本空輸(ANA)は、ボーイング787型機の運航停止にともない、夏ダイヤが始まる3月31日から5月31日までの減便計画を発表しました。国内線は羽田-札幌線など1250便、国際線が成田-シアトル線など464便。合計で1714便に及びます。全日空は、当初、787問題は夏ダイヤに影響しないという姿勢でダイヤを発表していましたが、それを撤回しました。また、他の機種での運航便でも、欠航、出発時刻の変更、機種変更を予定しています。
ゴールデンウィークに予約済便で欠航を出すと影響が大きいため、2月27日の予約開始を前に早めの決断をしたようです。1月16日に高松空港において787型機が緊急着陸するトラブルが発生して以来、これまでの欠航便総数は3601便に膨らみました。
欠航が予定されている路線は以下の通りです。
■3月31日から5月31日まで一部便を欠航する路線(国内線)
・羽田-新千歳線
・羽田-神戸線
・羽田-福岡線
・羽田-熊本線
・羽田-鹿児島線
・羽田-那覇線
・中部-新千歳線
・中部-福岡線
・伊丹-福岡線
・伊丹-仙台線
・福岡-那覇線
■3月31日から5月31日まで一部便を欠航する路線(国際線)
・成田-シアトル線
・成田-サンノゼ線
・関空-仁川線
・中部-仁川線
上記の路線は、6月1日以降の運航も確定していません。
また、787で運航する羽田-フランクフルト線は機種変更、一部の日程で欠航を予定しています。
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