JRの旅客営業規則が改定され、寝台料金の項目から開放寝台が削除されます。ブルートレイン時代は、規則の上でも遠い昔の話になりつつあるようです。
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「客車(二段式)」など削除
JR東海が2019年2月8日に公表したところによりますと、3月16日ダイヤ改正にあわせて、旅客営業規則が一部改正されます。
規則改正は、ダイヤ改正に対応したもので、おおさか東線の延伸開業にともなう大阪市内駅の範囲拡大や、中央線特急の「新たな着席サービス」にともなう料金区分追加などです。
それにくわえて、寝台料金(第136条)の内容にも変化があります。
まず、A寝台料金について「上段」「下段」の価格が削除され、個室寝台のみの料金表示となります。B寝台料金についても、「客車(二段式)」「客車(三段式)」「電車(二段式)」「電車(三段式)」が削除されます。
いずれも「開放寝台」と呼ばれる、昔ながらの寝台車両に関する料金です。開放寝台は、ブルートレインなどに連結され一時代を築きましたが、2016年3月ダイヤ改正までに姿を消しています。
開放寝台を連結した列車の運行終了から3年を経て、旅客営業規則からも削除されることになります。ブルトレは遠くなりにけり、といったところでしょうか。
個室寝台は「サンライズ出雲・瀬戸」で営業中のため、旅客営業規則にはこれまでどおり記載されています。
「1人・2人個室」の料金も削除
また、新幹線などの特別車両(グリーン)個室料金のうち、「1人・2人個室」の料金も削除されます(第130条)。
かつては100系新幹線などに1人・2人グリーン個室が連結されていましたが、現在は廃止されており、こちらも実態にあわせます。
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