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中央リニア新幹線

中央リニア新幹線は、東京・品川駅から名古屋駅を経由して新大阪駅を結ぶリニアモーターカーによる新幹線計画です。品川~名古屋間が建設中で、開業予定は2027年です。名古屋~新大阪間の開業は最短で2037年とされますが、詳細なルートや着工予定は決まっておらず、開業予定時期も未定です。

中央リニア新幹線の概要

中央リニア新幹線は、中央新幹線という新幹線の計画路線にリニアモーターカーを走らせるものです。「リニア中央新幹線」とも表記されます。最高設計速度は時速505kmで、完成すれば、営業速度が世界最速の陸上交通機関となります。

中央リニア新幹線は、東京・品川駅を起点に、甲府市付近、飯田市付近、中津川市付近を経由して、名古屋駅に至ります。全体ルート図は以下のようになっています。

画像:中央新幹線環境影響評価書

途中、神奈川県駅(橋本駅)、山梨県駅(甲府市南部)、長野県駅(飯田市上郷飯沼)、岐阜県駅(美乃坂本駅)の4駅が設けられます。

神奈川県駅は、JR横浜線・相模線、京王相模原線と接続します。山梨県駅はJRとの接続はなく、アイメッセ山梨の北側付近に作られます。長野県駅は、国道135号線の北条交差点付近で、飯田線伊那上郷駅~元善光寺駅間に接続駅を新設する計画があります。岐阜県駅は、JR中央線と接続します。

リニア品川駅の位置は以下の図です。

画像:中央新幹線環境影響評価書

リニア神奈川県駅(橋本駅)の位置は以下の図です。

画像:中央新幹線環境影響評価書

リニア山梨県駅の位置は以下の図です。

画像:中央新幹線環境影響評価書

リニア長野県駅の位置は以下の図です。

画像:中央新幹線環境影響評価書

リニア岐阜県駅(美乃坂本駅)の位置は以下の図です。

画像:中央新幹線環境影響評価書

リニア名古屋駅の位置は以下の図です。

画像:中央新幹線環境影響評価書

中央リニア新幹線の品川~名古屋間の開業予定は2027年です。完成後は、品川~名古屋間を約40分で結ぶ予定です。総工費は9兆300億円です。

名古屋~新大阪間には、途中、三重県駅(亀山市)、奈良県駅(学研都市地区)の3駅が設けられます。駅の詳細の位置は未定です。新大阪まで完成後、品川~新大阪間は最短67分で結ばれる予定です。

中央リニア新幹線は、全国新幹線鉄道計画では「基本計画路線」とされていました。JR東海が全額自社負担で建設の意思を表明したことから、2011年に整備計画が策定され、着工に至っています。ただし、いわゆる「整備新幹線」には含まれません。

中央リニア新幹線の沿革

1970年の全国新幹線整備法制定後、1973年11月15日に中央新幹線の基本計画が決定しました。東京都から甲府市、名古屋市、奈良市を経由して大阪市に至る路線です。

しばらくは具体化しなかったのですが、1987年にリニアモーターカーの新実験線建設予定区間の公募が始まると、1988年に地元自治体などによる「リニア中央エクスプレス建設促進期成同盟会」が結成され、中央新幹線へのリニアモーターカーの誘致が始まります。

1989年に、将来的な中央新幹線への転用を考慮して山梨県が実験線に選ばれると、中央リニア新幹線が実現へ向けて動き出します。

実験線は一部区間18.4kmが先行開業し、1997年に本格的な実験が始まりました。この頃から、JR東海は中央新幹線を「中央リニアエクスプレス」と称して、建設へ向けたキャンペーンを展開します。

2005年3月に、国土交通省超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会により実用化のめどが立ったとの評価を受けると、JR東海は2006年9月25日に、独自資金で山梨リニア実験線42.8kmの全線を建設することを発表。

2007年12月25日には、中央新幹線を超電導リニア方式で、こちらも全額自社負担で建設することを発表しました。山梨リニア実験線は、2008年5月30日に着工し、2013年8月29日から全線で走行試験が開始されています。

山梨以西のルートについては、「木曽谷ルート」「伊那谷ルート」「南アルプスルート」の3つが候補に上がり、JR東海は南アルプスルートで建設方針を固めます。長野県がこれに強く反対しましたが、最終的に2011年5月に交通政策審議会中央新幹線小委員会が最終答申をし、国の整備計画として南アルプスルートが確定しました。

2013年9月18日に、JR東海は詳細なルートや駅位置を公表。2014年10月17日に、国土交通省が中央新幹線の工事実施計画を認可、12月17日に品川~名古屋間の起工式が行われました。

名古屋~新大阪間に関しては、当初は2045年開業とされていましたが、国の財政投融資を活用することで、2027年の品川~名古屋間開業後に、連続して工事に着工する方針が固まり、順調にいけば2037年の開業が見込まれています。

中央リニア新幹線のデータ

中央リニア新幹線のデータ
営業事業者 JR東海
整備事業者 JR東海
路線名 中央リニア新幹線
区間・駅 品川~名古屋
名古屋~新大阪
距離 285.6km(品川~名古屋)
約152km(名古屋~新大阪)
種類 超電導磁気浮上式鉄道
軌間 ーー
電化方式 交流33,000V
単線・複線 複線
開業予定時期 2027年(品川~名古屋)
2037年以降(名古屋~新大阪)
備考 --

中央リニア新幹線の今後の見通し

中央リニア新幹線は品川~名古屋間で着工しています。反対運動やゼネコン談合事件があり、工事に遅れも懸念されますが、いまのところ2027年開業予定に変わりはありません。

名古屋~新大阪間に関しては、今後、調査が本格化されるとみられます。2027年の名古屋開業後、新大阪開業に向けた工事が始まることになっていて、早ければ2037年開業とのことですが、現時点では見通せません。

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