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志賀高原焼額山スキー場はコースの質の高さが魅力。コストパフォーマンスにはやや難あり【ゲレンデ・レビュー】

志賀高原は日本最大のスキーエリアです。全体が22のエリアから構成され、そのなかでも独特の存在感があるのが焼額山スキー場。プリンスホテルが運営するスキーリゾートです。

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合理的なコース設計

志賀高原のなかでも奥に位置し、開設も1983年と遅め。そのぶんコース設計は合理的にできていて、ゴンドラで山麓から頂上に行けば、全てのコースを滑り降りることができます。ゴンドラは2本設置されていて、輸送力も抜群。週末に訪れてみましたが、長くても5分くらいの待ち時間で乗車できました。ロングクルーズを楽しむにはいいコース設計です。

隣接する一の瀬エリアは開放感溢れる昭和的なゲレンデですが、それに比べると、焼額山には樹木がたくさん残り、「ツリーラン」が楽しめます。コース案内もしっかりしていて、あまり迷わずに滑ることもできます。上級コース前にはしっかりと注意書きも設置されています。コース整備もきちんとしていて、看板コースの「オリンピックコース」は快適な滑走を楽しめました。

焼額山オリンピックコース

初級者コースの難易度が高すぎる

と、コースの質の高さは素晴らしいですが、気になった点が二つ。まず、初級者コースの難易度が高すぎること。もっとも平易と思われる「サウスコース」でも最大斜度が17度。コース幅も狭く、初級者には難しいでしょう。おまけに、中級コースから滑り降りるメインのコースと重複しているため、とても混雑します。焼額山の斜面構成は35%が初級者向けとなっていますが、本当のビギナー向けの斜面はほぼ皆無に思えます。いわゆる「初中級者」程度の腕前を持つ人向けのゲレンデといえます。

もう一つ気になった点は、雪質です。同じ日に近くの一の瀬ゲレンデや寺小屋ゲレンデを滑りましたが、それらが滑りやすいパウダーに近かったのに比べると、焼額山はアイスバーンに近い状態でした。雪質は日によって異なるのでなんともいえませんが、同じ日、同じエリアでも、ゲレンデによって雪の状態は大きく違います。

しゃぶしゃぶ9000円とか、グラスビール950円とか

焼額山でやや残念だったのが、物価の高さ。筆者は山麓にある志賀高原プリンスホテル東館に泊まりましたが、宿泊費が高いわりには普通の部屋です。レストランの価格は驚くほどで、夕食の国産牛しゃぶしゃぶが9000円、グラス生ビールが950円と、いくらなんでも物価が高すぎます。そのほか、ゲレンデでのランチメニューも、基本は1000円以上です。

リゾートホテルの物価が高いのは仕方ないにしても、それに相応するサービスがあれば納得できますが、そういう点が見られなかったのは残念です。ホテルやレストランのコストパフォーマンスには難があるといわざるをえません。

レンタルスキーの質は素晴らしい

一方、宿で借りたレンタルスキーのクオリティは素晴らしく、ほぼ新品に近いものが揃っていました。レンタルの価格は安くありませんが、これはコストパフォーマンスにあうものになっています。

宿泊者の視点としては、志賀高原であえてプリンスホテルを選択する理由には乏しいです。隣接の一の瀬エリアのホテルに泊まり、共通券で滑り込めばいいでしょう。それでもプリンスホテルに泊まりたいなら、パッケージツアーで割引率の高いプランをしっかり探しましょう。スキー場のコースは、中級者以上なら十分楽しめるはずです。

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