バニラエアの新ポイントサービスが使いやすそう。支払額の1%を還元

シンプルな値引き還元

格安航空会社LCCのバニラエアがポイントサービスを開始しました。同社の航空機にのるたびに、支払い金額に応じてポイントが貯まる仕組みです。こうした形のサービスは国内LCCでは初めてです。

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航空券代などが加算対象

バニラエアのポイントサービスの名称は「バニラエアポイント」。会員登録は無料で、登録した利用者は、同社の航空券などの購入金額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントを航空券購入や手数料支払いなどに利用できます。バニラエアのウェブサイトから会員登録が可能です。会員登録はすでに始まっていて、ポイント運用は2017年9月1日にスタートします。

ポイントの付与率は1%。航空券代や座席指定料、手荷物預け入れ料などが加算対象になり、支払い100円に付き1ポイントが、搭乗日の1週間以内に付与されます。支払手数料、諸税、保険料、乳幼児料金は加算対象外です。また、予約した飛行機に搭乗しなかった場合も、ポイントは加算されません。

取得ポイントの有効期限は2年です。ただし、会員登録ボーナスポイントは6ヵ月、初回搭乗ボーナスポイントは12ヵ月です。

バニラエアでは、2017年9月30日まで会員登録した人に100ポイント、2017年12月31日までに初回搭乗をした人には、航空券(運賃)の2倍分のポイントをプレゼントしますが、それらのポイントは有効期限が短くなっている、ということです。

バニラエアポイント
画像:バニラエアホームページ

シンプルなサービス

貯まったポイントはバニラエアの新規予約時に利用できます。便の変更や、座席、手荷物の追加予約時の支払いには使えません。ポイントを利用する際は、1ポイント1円として、100ポイントから利用でき、一度に2,000ポイントまで使えます。インターネット支払いのみが対象で、窓口支払いや、コンビニ支払いではポイントを使うことはできません。

無料で利用できる点や、搭乗によってポイントが貯まる点、利用したポイントで飛行機に乗れる点は、大手航空会社のマイレージサービスと似ています。ただし、特典航空券などの仕組みは用意しておらず、利用に応じて値引き還元するという、シンプルな仕組みのポイントサービスと言えます。

ピーチやジェットスターも会員制度を設けていますが、支払いに応じたポイント還元のしくみはありません。そうした点で、日系LCCでは初の試みです。

バニラエアとしては、顧客の囲い込みとともに、利用者の属性の把握や、予約時の手続簡略化による利便性向上を目的としているようです。そのため、気軽に使いやすいサービスになったようです。

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