高速バス「つくば号」が八潮PAに停車。つくばEXへ乗り継ぎ可能に

渋滞しても大丈夫!?

関東鉄道の高速バス「つくば号」の上り全便が首都高速の八潮パーキングエリア(PA)に乗り入れを開始しました。八潮PAはつくばエクスプレスの八潮駅に近く、高速渋滞時には乗り継ぎが可能になります。

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上り全便が八潮PA停車

高速バス「つくば号」は、筑波大学~東京駅を結ぶ高速バスです。関東鉄道とJRバス関東の共同運行で、約20~30分ごとに運転しています。通常ダイヤでは、筑波大学~東京駅が1時間40~50分程度です。

しかし、渋滞時には大きく遅延することもあります。そのため、2017年10月1日より、上り(東京方面)の全便が八潮PAに乗り入れて、降車できるようになります。

首都高速八潮PAから向島までは、通常時は約11分ですが、渋滞ピーク時は約51分かかるそうです。一方、つくばエクスプレスでは八潮駅から秋葉原まで区間快速で17分です。八潮PAから八潮駅までは徒歩約6分。あわさて30分前後で秋葉原に到着できます。

そのため、渋滞で到着時間の予想がつかないときなどは、八潮PAで下車し、八潮駅からつくばエクスプレスを利用する、という使い方ができます。

つくば号八潮PA停車
画像:関東鉄道ホームページ

「万一の保険」として

実際のところ、定時性を重視する場合は、最初から高速バスを利用せずにつくばエクスプレスに乗車する人が多いでしょう。そのため、この制度を使うのは、事故など突発的な渋滞が生じたケースに限られそうな気がします。

とはいえ、「渋滞したら途中で降りられる」というのは心強いです。「万一の保険」として、利用者の安心感につながることでしょう。

なお、「つくば号」は、片道大人1,180円、ICカード950円の均一運賃で、八潮PAで乗り継いだ場合に運賃の割引などは設定されていません。八潮PA乗り入れ記念キャンペーンとして、2018年3月末まで、IC運賃が800円となります。

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