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北海道新幹線「新函館駅(仮称)」は、「函館北斗」になる? 地元がJRに「丸投げ」で見えた落としどころ。

2016年3月開業予定の北海道新幹線新函館(仮称)の駅名に関し、函館、北斗両市は一本化を断念し、JR北海道に一任することになりました。4月22日に行われた駅名問題の最終協議で正式に確認されました。

新函館駅に関しては、北斗市に立地するという理由から、北斗市が「北斗函館」を主張。北斗市は2006年に上磯町と大野町が合併してできた新しい市ですが、合併以後、一貫して「北斗」の名称を新幹線駅名に入れることを求めてきました。いっぽうの函館市は、仮称通り「新函館」を主張しています。40年前の北海道新幹線の構想段階から「新函館」という仮称だったのに、8年前に誕生したばかりの地名を駅名に入れろと言われても、という気持ちかもしれません。

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最終協議で駅名案は出されず

これについて、函館市の呼び掛けで駅名問題の最終協議が2013年12月に初開催され、さらに4月14日にも行われました。しかし、話し合いは平行線。22日に行われた最終協議では具体的な駅名案は出されず、JR北海道が決めた駅名を尊重するという確認書が交わされました。地元で決められないから、JRに「丸投げ」したわけです。

H7系
H7系(画像:JR北海道)

ということで、ボールはJR北海道に投げられました。その決断が注目されますが、こういう場合、どちらかの主張に与すると禍根を残すので、日本的に「折衷案」に落ち着くと予想されます。現在、「新函館」と「北斗函館」以外で地元で浮上している駅名は「函館北斗」と「新函館北斗」。有力なのは、読みの座りがいい「函館北斗」でしょうか。というより、もともと「函館北斗」という落としどころを見据えた上で、北斗市が「北斗函館」を主張していたように、筆者には思えます。

ところで、新函館駅(仮称)の現駅名は「渡島大野」です。大野町はすでに消えてしまいましたが、駅名は生き続けています。これだけ揉めるなら、歴史ある駅名の「渡島大野」を残したらいいのではないか、とも思えてしまいます。

「現駅名で行きます!」とJR北海道が宣言したら、地元ではどういう反応になるのでしょうか。

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