青春18きっぷ「青森→東京」が常磐線経由で同日着可能に。竜田~富岡駅間運転再開で

常磐線竜田駅~富岡駅間が2017年10月21日に運転再開します。これにより、青森から東京まで、常磐線経由により青春18きっぷで同日着が可能になることがわかりました。

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10月21日運転再開

東日本大震災の影響で、常磐線は現在、竜田駅~浪江駅間で不通となっています。JR東日本では、このうち竜田駅~富岡駅間について、2017年10月21日に運転再開すると発表しました。同時に、富岡駅~浪江駅間列車代行バスを増便します。

この新ダイヤにより、常磐線での東京~仙台間の所要時間が短縮。青春18きっぷを使っての青森→東京の同日着が、常磐線経由で可能になります。

常磐線

「青森→東京」常磐線ルート

青春18きっぷを使った、常磐線経由の「青森→東京」間の接続ルートは以下の通りです。

青森05:42→06:22弘前06:26→08:39秋田09:12→10:28横手10:43→12:54一ノ関13:54→14:41小牛田14:53→15:40仙台16:17→17:41原ノ町18:33→18:52浪江19:15→(代行バス)→19:45富岡20:09→20:48いわき20:52→22:24水戸22:40→23:57我孫子00:03→00:36上野00:43→00:51東京

青春18きっぷは、列車代行バスを利用可能ですので、浪江~富岡間の代行バスも乗車できます。

また、青春18きっぷは、原則として日付が変わると使えませんが、電車特定区間では例外として終電まで利用できます。上記の接続では、23時57分に電車特定区間の我孫子まで到達していますので、そのまま東京まで利用して問題ありません。

東京着が0時を過ぎているので厳密にいうと「同日着」ではありませんが、青春18きっぷのルール上は同日着になります。

東北線経由と2時間差

この接続では、仙台に15時台に到達していますので、東北線を利用して福島経由にすれば、上野に22時33分に着くことができます。常磐線経由では0時36分着なので、約2時間差です。

常磐線経由にした場合、東北線経由より約2時間余計にかかるわけですが、以前に比べればその差は縮まりました。東日本大震災からの復興を感じさせる、新乗り継ぎとなりそうです。

次の青春18きっぷの利用期間は12月10日からですが、秋の乗り放題パスは10月22日まで有効ですので、ギリギリ利用可能。お時間ある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。(鎌倉淳)

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