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札沼線「石狩月形まで存続」で赤字2億円。区間別収支見込みが判明

浦臼までなら約4億円

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JR北海道が「単独では維持困難」とし、廃線とバス転換を提案している札沼線の北海道医療大学~新十津川間(47.6km、札沼北線)について、途中駅を終点とした場合の収支見込みや維持費用が明らかになりました。

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折り返し設備に3,500万円

これは、沿線の当別、月形、浦臼、新十津川の4町長が集まった2017年11月23日の意見交換会に、JR北海道の西野史尚副社長が出席して明らかにしたものです。

それによりますと、北海道医療大学~石狩月形間(14.4km)の2016年度の収入は1,100万円で、営業損失は2億1,500万円。石狩月形まで今後20年間運行する場合、営業損失に車両更新費や設備維持費用などを加えた年間経費は2億5,500万円かかるとしました。さらに石狩月形駅の折り返しの設備の整備に3,500万円かかるとしています。

札沼線

2億円を負担できるか

北海道医療大学~浦臼間(33.8km)の場合は、2016年度の収入が1,400万円で、営業損失3億2,900万円。維持するための年間経費は3億9,900万円です。

ちなみに、札沼北線の全区間である北海道医療大学~新十津川(47.6km)の場合は、2016年度の収入は1,500万円で、営業損失が3億6,700万円、維持するための年間経費が4億3,700万円となっています。

石狩月形までの存続としても、年間で1,100万円の収入しかない区間に、2億円以上を沿線自治体などが分担して負担しなければなりません。この数字を見る限り、存続への道は険しそうです。(鎌倉淳)


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