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プラスEXとエクスプレス予約の違いはどこにある? 東海道新幹線ネット予約の新サービスは中途半端な印象

JR東海が運営する東海道・山陽新幹線のインターネットが「エクスプレス予約」。その利便性の高さには定評がありますが、「JR東海エクスプレス・カード」など、限られたJR系カードでしか使えない点は不評でした。

そこへ、新しく「プラスEX」というサービスが始まりました。これは、エクスプレスカード以外の一般クレジットカードではじめられる、東海道新幹線のネット予約&IC乗車サービスで、10月9日にスタートします。

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年会費や予約可能人数が違う

対象となるクレジットカードはJCB、三井住友カード、三菱UFJニコス、トヨタファイナンスなど。今後は対象カードが広がる可能性もあるようです。

このサービス、直感的に「エクスプレス予約が一般のカードでもできるようになるのか!」と感じた方も多いのではないでしょうか。筆者もそう思って内容を確認してみましたが、どうもそうではない様子。実際は似て非なるサービスです。

エクスプレス予約とプラスEXの違いを列挙すると、次のような点があげられます。

・年会費(エ:1050円、プ:525円)
・価格(東京-新大阪の同条件比較でエ:13000円、プ:13550円)
・乗車券の種類(エ:e特急券と乗車券の組み合わせが可能 プ:IC乗車のみ)
・予約可能人数(エ:6 名まで、プ:1名のみ)
・利用可能エリア(エ:東海道・山陽新幹線 プ:東海道新幹線のみ)

シートマップから座席を指定できる点や、予約変更回数無制限な点はどちらも同じです。

(画像:JR東海プレスリリースより)

プラスEXはIC乗車のみ

この違いを眺めてみると、プラスEXは年会費は安いですが、利用時の値段が高く、東京・新大阪を1往復するだけでエクスプレス予約に逆転されてしまいます。その他の制約も多く、これではプラスEXを申し込むメリットはありません。

とくに、IC乗車のみなので、メリットがあるのは「東京・品川・名古屋・新大阪」などの東海道新幹線停車駅間相互利用の場合のみ。新宿駅や大阪駅などJR他社管轄の市内駅から利用するなら、普通に乗車券を買うのと大差ないか、目的地によってはそれより高くなる可能性もあります。結局、JR東海の「自社囲い込み方針」が浮き立ってしまった印象もしてしまうのです。

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中途半端なサービス

もし、プラスEXが年会費無料のサービスなら、ある程度の意味はあると思いますが、年会費を支払ってまで、この中途半端なサービスを申し込む人がどれだけいるのかはちょっと疑問です。プラスEXを申し込むとそれ専用のカードが送られてくるので、どのみち手元のカードが増えるなら、エクスプレスカードを申し込んだ方が良いのではないか、と思ってしまいます。

あえてプラスEXカードを申し込む人の理由を考えれば「カード会社の数を増やしたくない」「精算の都合上、カード利用会社は一社に絞っている」などという場合に限られそうです。

JR東海も織り込み済み?

ただ、こうした反応はJR東海も織り込み済みと思われます。それでもプラスEXサービスの開始に踏み切ったのは、エクスプレスカードの新規入会が頭打ちになってきたのと、格安航空会社LCCによる東阪間の競争激化対策への布石ではないかと思います。

プラスEXは、最初は中途半端なサービスから始めて、状況を見ながらさらに便利でお得に変身していくのではないか。筆者はそう期待しています。

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