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丘珠空港に初のジェット機定期便が誕生。FDAが週2便で静岡線を運航へ。時刻表も掲載!

中堅航空会社のFDA(フジドリームエアラインズ)は、札幌市の丘珠空港に2016年6月4日に就航し、静岡~丘珠線を開設すると発表しました。運航は火曜日と土曜日の週2日です。機材はエンブラエル170型機(ERJ170)で、丘珠空港初のジェット機定期便となります。

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滑走路が短くジェット機は未就航

札幌丘珠空港は、札幌市中心部から6kmの距離にある空港です。防衛省が管理し陸上自衛隊丘珠駐屯地が置かれている共用空港ですが、滑走路が短いためジェット旅客機は就航していませんでした。

ジェット化に向けた取り組みは過去に行われ、滑走路延伸も計画されましたが、騒音を危惧する地元住民の反対が根強く、1997年に延伸計画が縮小されジェット機化は断念されています。

しかし、2012年にFDAが名古屋・小牧空港から小型ジェット旅客機で往復するチャーター便計画を発表。テスト運航の後、騒音が環境基準値を超えないとし、2013年にブラジル製ジェット機ERJ170を用いたチャーター便を運航、民間ジェット旅客機が初めて丘珠空港に離着陸しました。

FDA丘珠

千歳空港が過密で丘珠に

今回発表されたFDAの定期便の運航期間は、2016年6月4日から10月29日にかけての約5ヶ月間。静岡・丘珠間を火曜日と土曜日の週2往復します。FDAは静岡~新千歳間を火曜日と土曜日を除く週5日運航しており、丘珠便はその補完的な位置づけとなります。

FDAによりますと新千歳空港への増便を検討したものの過密だったため、丘珠へ就航するとのこと。使用する航空機は、エンブラエル170(76 席)とエンブラエル175(84 席)です。

運航時刻表は以下の通りです。

FDA静岡・丘珠運航時刻表

FDA173 静岡11:30→丘珠13:15(火・土)
FDA174 丘珠13:45→静岡15:35(火・土)

就航記念運賃は6,400円

運賃は時期により変動します。搭乗前45日前までに予約・購入する「45割」運賃については、6,400円の就航記念特別運賃を設定。この特別運賃の搭乗期間は6月4日から6月28日まで限定です。一方、普通運賃は通常期36,000円で、ピーク時(8月13日~8月16日)は43,000円となります。

FDAは、丘珠空港への就航と同時にマルチエアポート対応を開始します。同一都市や地域内の複数の空港を1つの空港とみなす制度で、今回は丘珠空港と新千歳空港が対象になります。予約変更可能な航空券であれば、丘珠行きの便を新千歳行きへ変更することが可能になります。

運航は無雪期のみ

丘珠空港の現在の滑走路長は1,500m。一方、ERJ170の離陸滑走距離は1,483mとされます。現在三菱航空機が開発中のMRJの離陸滑走距離は1,450mで、さらに短い滑走路での離着陸が可能になります。MRJは日本の航空各社に多く導入される見込みであり、新千歳空港の過密化をみると、MRJを使って丘珠空港をもっと活用できないのか、と思います。

一方、丘珠空港の滑走路長では冬季の離発着には難があり、FDAも運航は無雪期のみです。北海道のような積雪地帯でジェット機が通年運航するには2,000m程度の滑走路が必要で、現状では難しいようです。(鎌倉淳)

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