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東武鉄道が「御用邸付属邸」跡地に超高級温泉旅館「日光 ふふ」を開業へ。日光復権へ新たな一手

東武鉄道は、不動産会社ヒューリックと共同で、日光市に高級温泉旅館「日光 ふふ」(仮称)を2019年秋をめどに開業します。日光田母沢御用邸記念公園に隣接する場所で、富裕層を狙った全室スイートルームの超高級温泉旅館になります。

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全室に天然温泉露天風呂付き

「日光 ふふ」は、東武が所有する「田母沢御用邸付属邸」の跡地をヒューリックが賃借して運営します。敷地面積約1万4000平方メートル、延べ床面積約3000平方メートルの低層旅館で、客室数は全22室。全客室の面積が50平方メートル以上で、全ての部屋に天然温泉の露天風呂を備えます。庭園を眺めながら食事のできるレストランも設置します。

ターゲットは、日本人のシニア富裕層や、外国人観光客。「最高級のこだわり・サービス」を提供する日本最高水準の高級旅館を目指すとしています。2018年春に着工し、2019年秋の開業を予定します。

運営するヒューリックは、これまで、「熱海 ふふ」「箱根・翠松園」をはじめとする高級温泉旅館事業で実績があります。「日光 ふふ」では、これまでの事業運営の中で得たノウハウを生かした集大成となる施設を目指すそうです。

日光ふふ

画像:東武鉄道プレスリリースより

今上天皇の疎開先

建設予定地となる田母沢御用邸付属邸跡地は、東武日光駅から約3km離れた位置にあります。田母沢川を挟み、田母沢御用邸記念公園の反対側に位置し、日光東照宮からは1.5kmほど離れています。

田母沢御用邸付属邸は、1914(大正3)年に建築され、戦時中は今上天皇が疎開していた場所としても知られています。1948年に日光国立公園観光株式会社が国から払い下げを受け、付属邸を宿泊施設などとして運営していました。

1963年に同社が東武鉄道の傘下となり、建物は1979年の改築を経て、日光田母沢ホテルになりました。このホテルは、2006年に閉館し、建物は取り壊されています。

そこに「日光 ふふ」が建設されるわけで、「御用邸付属邸跡地」という抜群の立地に、全室スイートの超高級旅館は馴染みそうです。

「ザ・リッツ・カールトン」に続く

東武鉄道は、中禅寺湖畔に超高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」を誘致し、2020年夏の営業開始を目指しています。「日光 ふふ」は、それに続く日光エリア屈指の超高級宿泊施設という位置づけになりそうです。

リッツカールトン発表時の記者会見で、東武鉄道の根津嘉澄社長は、「日光のリゾート地としての復権を真剣に考えている。東武グループは重要な経営資源として日光に積極的な投資を行っていく」と宣言しました。「日光ふふ」も、そうした日光復権へ向けた一手なのでしょう。(鎌倉淳)

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