ピーチ、エアアジア、ジェットスターの国内LCC3社の新春セールを比較してみる。国内線は2000円台が最低価格ライン

2013年のお正月が終わるか終わらないうちに、ピーチ、エアアジア、ジェットスターの国内LCC3社がセールを行っています。

先鞭を付けたのがピーチ・アビエーション(ピーチ航空)。1月2日からのスタートで、国内線2,490円~という最低運賃を打ち出してきました。対象搭乗期間は1月16日~3月30日です。販売期間は1月2日~1月9日まで。北海道・沖縄路線の2000円台の設定は主に火・水・木のみです。九州路線には曜日の区分はありません。

続いてエアアジア・ジャパンが追随します。予約期間が 1月7日~1月14日で、対象搭乗期間が1月9日~2月9日。搭乗期間は短いですが、週末も2000円台価格の対象です。

最後がジェットスター・ジャパン。予約期間が1月8日~1月11日で、対象搭乗期間が1月15日から3月28日です。札幌、関西路線が2000円台、福岡が3000円台、沖縄が4000円台となっています。主に火~木曜日のみの設定です。

各社とも、路線により設定期間や運賃が異なります。また、国際線のセールも行われていますが、ここでは割愛します。

エアアジア

さて、これら3社のセールを見比べてみると、各社とも東京-札幌や大阪-福岡では2000円台の運賃。最も距離の長い東京-沖縄でも3000円~4000円台です。

そのなかでも破格なのがエアアジア・ジャパンでしょう。成田発の価格が札幌(新千歳)2480円~、福岡2480円~、沖縄3480円~です。6時台の早朝便など不便な時間帯のフライトが主な対象ですが、それ以外の便でも4000円~6000円台で週末でも席が確保できます。ただし、対象搭乗期間が短い短期セールです。

ピーチは全路線で2000円台の設定を行っており、設定期間も長く、全体として使いやすくお得な設定です。ジェットスター・ジャパンは、上記2社よりはやや高いセール運賃といえます。ただ、時間帯のいい便に4000円~6000円台の席が設定されていますので、最低運賃にこだわらなければ、両社より安い場合もありそうです。

結局は、自分が利用可能な日時の、利用可能な区間について各社で検索をかけるしかありません。曜日や時間によって各社とも価格は異なるので、一概に「この会社のセールが一番お得」とはいえません。

ところで、これだけの激安価格が各社から出ているのに、平日にはまだ売れ残っているセール運賃が多数あります。セール価格も1000円を割ると「行くか行かないかわからないけれどとりあえずとっとく」という人が出てきますが、2000円を超えるとそういう人も少なくなるようで、実需だけが頼り。が、シーズンオフの平日となると、そういう実需がかなり細いことが見て取れます。

2000円台のチケットはたいてい6時台出発などの不便なフライトですが、4000円~6000円台の便はそうでもありません。ですので、これから買おうと思っている人にもチャンスあり。2000円台にこだわらなければ、格安で東京や大阪と北海道、九州、沖縄を移動できそうです。

こんな価格のセールが、いつまでも続くという保証はありません。「いつかLCCに乗ってみよう」と思っている人は、お早めに乗ってみるのも手かもしれません。

広告
前の記事広島電鉄の広島駅短絡新線「駅前大橋線」計画が2013年春にも決定。広電は地下案を推進、JR西日本は高架案支持でせめぎ合い。
次の記事東京-大阪を安く行く方法まとめ、2013年版。安いのは青春エコドリーム。でも結局、新幹線が合理的?